...舗道の上に街路樹の濃い影を落しているとき...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...舗道(ほどう)の消火栓の前で...
海野十三 「空襲葬送曲」
...コトコト舗道を踏んで跟(つ)いて来る少年の姿を眺めていると...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...往ってお出(い)で」そこで許宣は舗を出て...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...舗石に草のはえてる小さな広場で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...支那の富有な老舗は軒を並べている...
豊島与志雄 「北支点描」
...実は舗石(しきいし)で築かれていたのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...アンジョーラは居酒屋の入り口の近くに三十ばかりの舗石(しきいし)を積ました...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼女が頼みにして来た姉の家は麻布(あざぶ)飯倉(いいくら)の風月堂という菓子舗(かしや)であった...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...この濠端の舗道まで来れば...
原民喜 「火の子供」
...そこからポタポタと舗石の上に滴り落ちた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...元気のいい伝令少年が舗道を走ってきた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...辛くも伝来の営業をつゞけてゐたが已にその舗のたゞずまひは安価低調なバラック同様の和洋折衷館となつてゐて...
正岡容 「山の手歳事記」
...一つは地方の老舗の歴史...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...店舗の内部中央に釜場をしつらえそこへ流し場もつけ...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...竜文堂の如き鉄瓶や釜で名を得た老舗(しにせ)もあります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...遼河源流の一つである渾河(一名瀋水)を北西に望んで、東へ延びた沃野の中に位置し、西は満鉄線に沿うて鉄道附属地に東北より西南に長方形を成した日本の新市街が、奉天駅から放射状に浪華平安の二大街を貫通し、それに大小の街区が分布され、舗道、並木、上下水道、欧風建築等の整然とした文化都市を実現してゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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和辻哲郎 「鎖国」
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