...例の江戸時代の本の絵に出ているあの大きな四角な招牌(?)がいかにも権威ある老舗(しにせ)らしくそこに出されてあったものだった...
田山花袋 「日本橋附近」
...お出かけになってから訪ねて来た人は誓って一人もございません」局外者のように皆のうしろに立って舗道の下をつつましやかに眺めていた師父ブラウンが謙遜げにこういい出した...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...老舗(しにせ)と見えて...
徳田秋声 「新世帯」
...もし固有名詞ならば味の素本舗の広告になるから...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...同じ舗石を踏んでいる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ねちねちした舗石の上にすべりがちな馬を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...六階の上から真っ逆様に舗石(しきいし)の上に身を投げた方がいいわ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...十九年間徒刑場の舗石(しきいし)の上で拾い集めたあの恐ろしい思想の嫌悪(けんお)すべき一団を魂のうちに隠しながら憤怨(ふんえん)の情に満ちて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...雨にぬれてるまっ黒な街路の舗石を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...舗石(しきいし)の防壁の後ろに潜んで並んでる狙撃(そげき)戦列兵や街路の角(かど)に集まってる狙撃国民兵らは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...途次榛原帋舗の前を通過ぎし故...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...町内でも一流の老舗(しにせ)であるのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...三四代つづいた老舗(しにせ)でしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夜のカンカンに冷たい舗道の上を...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...神田の小河豚屋(しおさいや)で通る老舗(しにせ)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その当時薬舗(やくほ)を営み居たる甲斐(かい)ありと人々皆氏を称讃したりき...
福田英子 「妾の半生涯」
...奥坐舗(おくざしき)の方でワッワッと云う高笑いの声がする...
二葉亭四迷 「浮雲」
...けれども舗道の上は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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