...上品(ひん)に用ふる処の毛よりも細(ほそ)き糸を綴兆(しゞめたり)舒疾(のべたり)してあつかふ事...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...久闊(きゅうかつ)を舒(じょ)し...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...山舒(の)び、水緩(ゆるや)かに、鷄犬の聲歴落(れきらく)として雲中に聞ゆ...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...舒業順敍緒也といふのには...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...董仲舒が漢代に適合すべく春秋の學を解釋して...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...董仲舒の如き人物でさへも此の如き方針を取るに至つたのを見ては...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...それを馬子の子の蝦夷等が變更して舒明天皇を位に即け奉つた...
内藤湖南 「聖徳太子」
...麥早くも舒びて穗あり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...糸瓜や南瓜の舒び放題に舒びた蔓の先に咲く花が...
永井荷風 「蟲の聲」
...密語となって巻舒(けんじょ)されることと思われます...
中里介山 「大菩薩峠」
...夏姫の子の徴舒(ちょうじょ)が前を過ぎた...
中島敦 「妖氛録」
...」青年夏徴舒は二人の言葉をはっきりと聞いた...
中島敦 「妖氛録」
...夏徴舒は捕えられ...
中島敦 「妖氛録」
...袈裟を舒(の)ばせば格別大きくなる...
南方熊楠 「十二支考」
...塔前において左股を舒(の)べ右脚を屈し...
南方熊楠 「十二支考」
...丸山の阿部邸には一種便安舒暢(べんあんじよちやう)の気象が満ちてゐたかとおもはれる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...雲の巻舒(けんじょ)...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...此雲の徂徠、雲の卷舒、到底下界では見られない現象である...
吉江喬松 「山岳美觀」
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