...私は心の舒(の)びるのを感じた...
芥川龍之介 「点心」
...山舒(の)び、水緩(ゆるや)かに、鷄犬の聲歴落(れきらく)として雲中に聞ゆ...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...これより山緩(ゆるや)かに水舒(の)びて...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...近頃にない舒(の)びやかな心持になって門を出たら...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...かういふ考へ方からかりに研究の順序をまとめて述べて見れば、先づ劉向父子の遺著、漢藝文志、それから揚雄の法言、方言、王充の論衡と云ふ樣な、即ち前漢末、後漢初の著述を一の標準として、其の以前の古書がどこまで其の標準よりも古い實質を保存して居るか、又どこまで竄亂があるかと云ふことを一應判斷し、それから今一歩進んで、史記を中心として、同時代の董仲舒、それから今少し前の淮南子、賈誼新書とか云ふ者、即ち秦火の厄に罹つた後、古書が始めて世に出でた時、間もなく著述されたあらゆる本を標準として、その以前の本をしらべ、その竄亂の程度を知り、更に遡つて呂子春秋の如き戰國の著述に及ぶのである...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...董仲舒の如き人物でさへも此の如き方針を取るに至つたのを見ては...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...それを馬子の子の蝦夷等が變更して舒明天皇を位に即け奉つた...
内藤湖南 「聖徳太子」
...麥早くも舒びて穗あり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...水仙の葉舒ぶ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...苗のまだ舒(の)びない花畑は...
永井荷風 「百花園」
...」青年夏徴舒は二人の言葉をはっきりと聞いた...
中島敦 「妖氛録」
...おのずから是れ舒徐(じょじょ)繁衍(はんえん)...
新渡戸稲造 「自警録」
...なか筈の音すなり中皇命は舒明天皇の皇女なり...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...脚を舒(の)べて睡るに反し...
南方熊楠 「十二支考」
...その他哥舒翰(かじょかん)がその馬赤(せき)将軍の背に朝章(ちょうしょう)を加え...
南方熊楠 「十二支考」
...丸山の阿部邸には一種便安舒暢(べんあんじよちやう)の気象が満ちてゐたかとおもはれる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その霧は6440這い込んで、舒(の)びたり、固まったり、入り乱れたり、並び合ったりして、雲のように棚引く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...羽翼ヲ舒(ノ)ベ張ル...
吉川英治 「三国志」
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