...一々これを細舒(さいよ)しおれば本誌全誌を挙げてもなお不足を覚ゆる位である...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...三 舒明天皇...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...岡本の宮においでになつて天下をお治めなさいました天皇(舒明天皇)・ナカツ王・タラの王のお三方です...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...公主は白い腕を舒(の)べ...
田中貢太郎 「西湖主」
...渓は唯静かに舒(のび)やかに流れた...
田山録弥 「山間の旅舎」
...一様に淡く寛舒(レラクセーション)の表情が浮んでいる...
寺田寅彦 「電車と風呂」
...緊張と寛舒(レラクセーション)の利害を論じた...
寺田寅彦 「電車と風呂」
...他方に液体の分子集合の緩舒(かんじょ)な状態を考えれば...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...董仲舒の如き人物でさへも此の如き方針を取るに至つたのを見ては...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...長く舒(の)ばした髪をわざと無造作に後(うしろ)に掻き上げている様子...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...「徴舒はお前に似てるぞ!」行父は笑って直ぐに酬いた...
中島敦 「妖氛録」
...おのずから是れ舒徐(じょじょ)繁衍(はんえん)...
新渡戸稲造 「自警録」
...なか筈の音すなり中皇命は舒明天皇の皇女なり...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...四月十七日四月二十一日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 上落合より(赤城泰舒筆「雨海を渡る」の絵はがき)〕第十二信の別...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...愁緒千条不展舒...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...雲の巻舒(けんじょ)...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...此雲の徂徠、雲の卷舒、到底下界では見られない現象である...
吉江喬松 「山岳美觀」
...君います時には恭敬にして安舒(あんじょ)たる態度であったというごとき...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索