...舌なめずりしてあたかもごちそうを探すかのようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...「さすがはご家老――」と彼は舌なめずりして相手の肩をたたいた...
本庄陸男 「石狩川」
...拙者のわざものが――」彼は舌なめずりして...
本庄陸男 「石狩川」
...さらに彼等が一心に舌なめずりしているわけがわからなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...舌なめずりして飲もうというだけの悪戯(わるさ)にすぎないものか...
吉川英治 「私本太平記」
...待ちに待ちたる時は来る)勝家は舌なめずりして思う...
吉川英治 「新書太閤記」
...王矮虎は舌なめずりして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...で、不死人は、舌なめずりして、為憲の憤怒を、弄(もてあそ)んだ...
吉川英治 「平の将門」
...底気味のわるい眼で――何(ど)っ方(ち)から先に刀の錆(さび)にするか――と舌なめずりして見較べるように...
吉川英治 「夏虫行燈」
便利!手書き漢字入力検索