...この運動に興味を持つたやうである...
芥川多加志 「四人」
...だれでも――ことに顔や手の表情に本能的な興味を持つ外国人を――蠱惑(こわく)しないでは置かないはなやかな応接ぶりとで...
有島武郎 「或る女」
...これはこの問題に興味を持つ人には大きに役立つであろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それに未だ自分は実の処『問題の歴史』だとかなんとか云ふことに興味を持つてはゐない...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...こういうマジメな問題に興味を持つだけの根柢を持たなかった...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...學生の生活もひどく自由で社會問題に興味を持つてゐるものが非常に多いやうだ...
竹久夢二 「砂がき」
...私は初めて逢つた此人の丸出しの土佐言葉に先づ興味を持つた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...深い興味を持つらしかった...
徳田秋声 「黴」
...江戸名所に興味を持つには是非とも江戸軽文学の素養がなくてはならぬ...
永井荷風 「日和下駄」
...パハマンのレコードに興味を持つ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...興味を持つてゐる湖はこの摩周と...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...それも段々プロデューサー的なことに興味を持つやうになり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...僕はかの女が時間の正確に病的な興味を持つてゐるのを知つてゐる...
堀辰雄 「眠れる人」
...幸にして二人でも三人でもこの物語に興味を持つ方が出来たら...
牧野信一 「青白き公園」
...科学主義のアメリカの兵隊でも運命判断にはやはり興味を持つものと見えて...
宮地嘉六 「老残」
...異性に興味を持つ男であれば...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大人でも興味を持つほどの珍しい事件なのに...
柳田国男 「こども風土記」
...たまらない興味を持つようになった...
夢野久作 「巡査辞職」
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