...別当湛増亦紀伊に興り...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...近世文化のにわかに興りたるは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...天はヨブの罪を顕わし地は興りてヨブを攻めんという(明かにヨブとはいわず...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...満洲朝の興りましたのは満洲であるが...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...次に興り来る新しい俳句はどういうものであろう...
高浜虚子 「俳句への道」
...そこには親子の道徳が大に興り...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...郭璞の序にも爾雅は蓋し中古に興り漢氏に盛なりと言ひ...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...ともかく佛教の興りました頃に五通りの分類の樣なものが學問の上に出來ました...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...興りうべき物をも興らしめないで終ってしまう...
直木三十五 「大阪を歩く」
...およそ大正の世となりて都下に新しく芸者屋町の興りしもの一...
永井荷風 「桑中喜語」
...下って徳川の治世に儒教大いに興りたれども...
福沢諭吉 「日本男子論」
...甲派亡びて乙派興り...
正岡子規 「俳諧大要」
...小牧山には新しい町屋が旺(さか)んに興りつつあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉を盟主として興りつつあるものは...
吉川英治 「新書太閤記」
...いまや興りつつあるようだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひさしい戦乱も、いつのまにか、遠い過去になり、平氏が興り、平氏が亡び、人は、人生の無常を感じると共に、刹那的な快楽(けらく)を趁(お)い、そして虚無観にとらわれ、その風潮は、今日の民力を、どんなに弱めているか知れない...
吉川英治 「親鸞」
...室町初期以来の――いわゆる足利水墨の興りを観ると...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...武者修行について――その風潮の興りと生活諸国を修行の床とし...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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