...平氏の勃興すると共に...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...来たるべき時代においてプロレタリアの中から新しい文化が勃興するだろうと信じている私は...
有島武郎 「広津氏に答う」
...ここに於て露西亜(ロシア)は東洋に勃興するところの日本という新勢力に出遇って...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...すぐこう復興するからな...
田山花袋 「日本橋附近」
...尤もこの調査会は東北の貧窮を振興する会で...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...あの寺を再興するようなことにでもならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...工業は放っておいても勃興する...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...明治二十三年に至り、仮令憲法を定め、国を興すも、決して彼等が希望する国会の衆寡を以て、内閣宰相の進退更送を為すが如き、所謂議会政府の我日本に適せざるは、不俊論(ろんをまたざる)のみならず、如斯(かくのごとき)は、則ち純然たる君権完全の政治に非ずして、英国の古今無比の一種なる政体を、数百年の沿革に依り、作り出したる一例あるのみ、英人は、自国に適当せるを以て、最上の政体なりと誇称するも、彼等が祖先の聊も予期したる所に非ずして、沿革興亡、七八百年間の変遷の力に依り、自然に今日の体を為したりと云も誣言(ぶげん)にあらず、而して彼等誇称する所、古昔の賢哲シセローの語を引用して、王室、貴族、衆民、此の三原素を合体して、創立したる政体を以て、最上となす云々と、恰も符合せる所を以て、得意とせり、然るに上古より中古、中古より近代、之を歴史上に徴するに、王室も貴族も、衆民も悉く皆な我国に在る所と、同種のものに非ずして亦此三原素互相の関係も、我国の事実、形跡に対照するに、一も同なるものある事なし...
蜷川新 「天皇」
...自分は他日明朝が再興する日を待って身を託そうとするばかりである...
藤島武二 「画室の言葉」
...数学は長く勃興することとならなかったのであるが...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...名を成し家を興すのが...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...仕事はもう一度無地を立て前として再興すべきではないか...
柳宗悦 「樺細工の道」
...都会へやって来て極度の忍耐勤勉をもって家を興す風習が...
柳田国男 「家の話」
...それが廃家になっていた平松を再興することになり...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...尋(つ)いで大仙寺の廃を興す...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...吾輩ふたたび勃興すれば逆焔もふたたび勃興する...
吉田松陰 「吉田松陰より某へ」
...さらに一堂を興すもまた妙なり...
吉田松陰 「留魂録」
...孔子がこの主宰神から道を復興する使命を受けて活動したと説くものもある...
和辻哲郎 「孔子」
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