...平氏の勃興すると共に...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...文明の勃興するころには...
大隈重信 「文明史の教訓」
...経営難と闘いつつ不馴(ふな)れな家業を再興するのに不向きなことを考え...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そうして滅亡するか復興するかはただその時の偶然の運命に任せるということにする外はないという棄(す)て鉢(ばち)の哲学も可能である...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...今においてこの企(くわだて)ありて西洋人の大業を興(おこ)せし手段により和蘭陀(オランダ)開祖の心取(こころどり)に因(よ)りて国業を興すにおいては...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...しかし急に京師へ大学校を興すと申しては...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...お千代に対しては以前の会社がほどなく財産整理をして再興するはずだから暫(しばら)くの間辛抱してくれるようにと言拵(いいこしら)えて空しく日を送っていた...
永井荷風 「ひかげの花」
...ただ江戸時代には実験科学の勃興すべき社会上の要素が未だそなわらないので...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...竜が雲雨を興す所皆竜骨ありとは...
南方熊楠 「十二支考」
...近年神道を興すとて瑣末な柏手(かしわで)の打ち様や歩き振りを神職養成と称して教えこみ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...名を成し家を興すのが...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...農地の開拓と産業を興す計画をもっていた...
山本周五郎 「いさましい話」
...正木家の家名を再興するだろう...
吉川英治 「剣難女難」
...自分ら三人が義軍を興すに至った...
吉川英治 「三国志」
...大事を興す兵馬の弓箭(ゆみや)は持たせてくれない」「ですから...
吉川英治 「三国志」
...理想的な建設を地上に興すことができよう...
吉川英治 「三国志」
...孔子がこの主宰神から道を復興する使命を受けて活動したと説くものもある...
和辻哲郎 「孔子」
...彼の建てた聖母の会堂を再興する見込も立たないままで...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索