...失敬千万な興味などを持つような...
太宰治 「女類」
...ひどく興奮して燥(はしゃ)いだりした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そうしてただつまらない話のつながりをたどることの興味に浸っているように思っているのではあるまいか...
寺田寅彦 「映画時代」
...つまらぬ叙事を読んで幾分かの興味を感ずる人があれば...
寺田寅彦 「雪ちゃん」
...少しは興味が御座います...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...文学芸術に興じたのではなく...
中原中也 「撫でられた象」
...眞暗では花見も一向興がない」「土手の上は月が射して居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかしてこの傾向は承久の役の鎌倉の勝利および建武中興の不成功によりて...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...ベラはひどく興味を示した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...――酒興を妨げては悪いからね...
牧野信一 「鏡地獄」
...わが邦でも時代の変遷に伴うて兵器に興廃あり...
南方熊楠 「十二支考」
...十二主人側の後藤等はこの宴会の興を添えむために...
森鴎外 「細木香以」
...伊東家再興という問題は殆んど決定的になり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...拵え物にすぎないやうな興(きやう)ざめを持つ...
吉川英治 「折々の記」
...町人芸術の勃興(ぼっこう)した徳川期の文化文政以後からその瓦解(がかい)時代にはいって刹那(せつな)的享楽気分が迎えられて...
吉川英治 「銀河まつり」
...柿ムキに興がっているのでございましょう...
吉川英治 「私本太平記」
...かえって御意見を賜って退って来た」「御不興でしたか」「されば...
吉川英治 「新書太閤記」
...私は底力のある興奮を心の奥底に感じ始めた...
和辻哲郎 「樹の根」
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