...無興味な一人の将校のような気持ちを感じた...
有島武郎 「親子」
...女房の毎夜の寝物語は味噌漬(みそづけ)がどうしたの塩鮭(しおざけ)の骨がどうしたのと呆(あき)れるほど興覚めな事だけで...
太宰治 「新釈諸国噺」
...日本刀とピストルがない」と何かの機会にたいへん興奮してP君が言った事がある...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...現在に於ける広い意味での「文芸復興」の内に見て取ることが出来る...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...初めて僕の話に興味を持ち出したね...
豊島与志雄 「道連」
...此等の図に対する鑑賞の興は蓋(けだ)し狂歌俳諧の素養如何に基く事...
永井荷風 「砂糖」
...いろいろの興味を持っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなたがどんなものに興味を持つてゐらつしやるか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...明らかに非常に興奮して...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...頓興な早口で叫んだ...
牧野信一 「環魚洞風景」
...未だしも照子の心を操り人形のやうに弄んでやることの方が余程興味のあることだつた...
牧野信一 「妄想患者」
...打たれる馬は色慾に眼を眩まされて阿修羅と化してゐる為に反つてグロテスクな興奮に猛り立つた...
牧野信一 「夜見の巻」
...オーケストラ伴奏入りの私の新落語はその幕間余興として起用されてゐたのだつた...
正岡容 「浅草燈籠」
...それも根は無邪気なダンディズムの酔興を多分にまじへてゐただらう...
三好達治 「銀座街頭」
...それから少し興奮したやうにこんな事を言つた...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...果して関興のひきいる一軍だった...
吉川英治 「三国志」
...興(きょう)をわかした...
吉川英治 「私本太平記」
...織田家の興亡にもかかわる将来のわかれ目――」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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