...威勢よく臺所で火が燃えてゐるのが窓から外へ射してゐた...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...大きい一臺の電氣機關車です...
芥川龍之介 「露譯短篇集の序」
...出ると直ぐ親しい感じを起す青羅紗(あをらしや)の玉臺や...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...測量の三角臺ある處は...
大町桂月 「狹山紀行」
...傍(そば)には白(しろ)い布(きれ)を被(き)せた讀經臺(どきやうだい)が置(お)かれ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...十一照ちやんは其翌日から臺所に出て襷がけになつて下女に交つて膳拵などの練習をした...
高濱虚子 「續俳諧師」
...入れ違ひに文藝春秋社の文士劇の舞臺稽古をして來たといふ佐佐木茂索來訪...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...――その踏臺(ふみだい)を持つて來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんな綺麗な顏を臺無しにしようなんて企(たく)らむ奴は全く鬼ですね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...捨臺詞(すてぜりふ)を殘して退散してしまひましたが――」「話はそれつきりか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妙なものを盜られましたよ」「何んだ?」「土臺を据ゑる時に使つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自動車が二臺ほど伊津子の眼の前をすぎて行つた...
林芙美子 「玄關の手帖」
...昨年臺灣の一條は我國の勝利と云ふ可し...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...露臺(バルコン)の上に屈みかゝつて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...一臺の乘合馬車がやつて來るのが見えた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ムア・ハウスの臺所の低い格子窓から...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...次が臺所(だいどころ)で...
三島霜川 「平民の娘」
...古い屋敷といふものは湯殿の土臺から先きに崩れるものであつた...
室生犀星 「渚」
便利!手書き漢字入力検索