...自分の家の臺どころの角から曲つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...なほこの臺には、新渡戸博士も住めり...
大町桂月 「小日向臺」
...小日向臺なる其家にいたる...
大町桂月 「南洲留魂祠」
...本郷臺を指(サス)ヶ谷(ヤ)かけて下りける時...
高山樗牛 「一葉女史の「たけくらべ」を讀みて」
...牧互秀先生が仙臺新寺小路の大林寺の杉の板戸十二枚に極彩色桐に鳳凰の繪を揮毫された...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...英一の死後シュレーデル氏から一つの臺紙に二人の寫眞を並べてはりつけ其下に Mizuirazuno naka(水入らずの仲)とかいたのを私共に送つて來たのでも如何に親しかつたかゞわかる...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...七八臺の自動車がかなりの速力で前後して...
戸川秋骨 「道學先生の旅」
...腕車(くるま)が幾臺となく置いてある...
徳田秋聲 「絶望」
...舞臺の上手に繩梯子があつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」彼は洗面臺の上に...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...臺所も、食事方の食料室も、召使ひたちの廣間も、表廣間も、等(ひと)しく活氣づいてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私はふと道ばたに置かれてある一臺の空の荷馬車の傍らに...
堀辰雄 「生者と死者」
...剥げちよろな鏡臺だの...
堀辰雄 「旅の繪」
...昔しピクト人は是等の建物を作つた時土臺に人血を濺いだから殺された輩が形を現ずると...
南方熊楠 「人柱の話」
...大阪に舞臺をとつて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...」おりかとおつぎが臺所の仕事をしまつて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...天臺の良快僧正が周圍に話したことでも...
吉川英治 「折々の記」
...『そこが六代目のいゝところだ』とか、『彼の彼らしい點だ』とか、『舞臺も生活も、氣いツぱいに、自分を通して生きたからいゝのだ』とかいふ衆の定評は、要するに、ひいきの言葉の花輪にすぎない...
吉川英治 「折々の記」
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