...しかしこの点においてはウォールデンの氷についてそうされた以上に致命的な欠陥がわたしの書いたものに見出されないならば...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...おそらく世界中でこんな致命的な罵言を発明する民族は...
太宰治 「惜別」
...致命的なものではなかった...
豊島与志雄 「文学以前」
...私の財産は致命的な打撃を受けてるのだ...
豊島与志雄 「三つの嘘」
...それこそ致命的な坂であって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その点致命的な心配はないのであるが...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...それが致命的な病気の徴候だったのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...三度目に致命的な突きをくれるといふのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三度目に致命的な突きをくれるというのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いつ父親の手ににぎられたステッキで背中か頭かに致命的な一撃をくらうかわからなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...その他もっと激しい致命的なものが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...美の致命的な接吻のもとに絶え入るとすれば...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...もう無駄な・忌わしい・いやそれどころか致命的な・ものにされていたのであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は人格的自由を尊ぶギルドとそれを許さぬ機械制度との間に致命的な矛盾があることを見逃している...
柳宗悦 「工藝の道」
...これより致命的な不幸があろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...こう二人にとっては、越前守が、寝食をわすれてやっている江戸火消しの創立や、橋梁(きょうりょう)交通の改善や、風紀問題などの市政改善のことよりも、もっともっと、越前守自身にとっての、致命的な宿題に、ここ一月余りは、身も痩せるような、蔭の苦心をしているのである...
吉川英治 「大岡越前」
...たしかに致命的なものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...致命的な打撃だろう」と...
吉川英治 「親鸞」
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