...運転手の過失で交通事故が起き、3人が致命傷を負った...
...こちらもどこかの新聞を手に入れて田川夫人に致命傷を与えてやろうかという(道徳を米の飯と同様に見て生きているような田川夫人に...
有島武郎 「或る女」
...致命傷は顔面から頭部の貫通銃創とわかっていても...
江戸川乱歩 「影男」
...致命傷をあたえないように...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...この手斧でなぐりつけたらしい新しい致命傷をみつけて立ち上った...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...中堂を目標に打ち込んだ大砲が彰義隊の致命傷となったのだといいます...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...いま闘牛士ホウセリト―― Joselits ――が牛に突かれて致命傷を受けたという報(しら)せが這入ったのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...貪の強さ――ああこれが私の致命傷だ!(「広島逓友」昭和十三年八月)...
種田山頭火 「述懐」
...道庵は致命傷を免れているらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...左乳の下に刀で突いたのが致命傷で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...偶然に頸動脈を切ったのが致命傷らしく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怪物の獅子首に致命傷を与えて...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...致命傷じゃなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...横に長く船腹の鉄板を裂かれて致命傷を受けたのである...
牧逸馬 「運命のSOS」
...これはたんなる致命傷にすぎない...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...頭に致命傷を負っているものと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼女の生涯の致命傷となるべき悩みの種子(たね)を彼女自身の手で萌芽させていたのであった...
夢野久作 「少女地獄」
...幸いに致命傷は外(はず)れている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼の商権に致命傷をうけた...
吉行エイスケ 「新種族ノラ」
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