...運転手の過失で交通事故が起き、3人が致命傷を負った...
...倉地は致命傷を受けた獣(けもの)のようにうめいた...
有島武郎 「或る女」
...あるいは身体に致命傷(ちめいしょう)をうけた人びとだった...
海野十三 「怪星ガン」
...その宇宙艇の致命傷であった...
海野十三 「火星兵団」
...これが致命傷なんだよ...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...やがて喬介並(ならび)に警察医の検案に依って、第二の屍体は、第一のそれと殆ど同時刻に殺されたもので、致命傷は、鋭利な短刀様の兇器で背後から第六胸椎と第七胸椎との間に突立てた、創底左肺に達する深い刺傷である事が判った...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...川口の致命傷は、確かにあの絵具箱の隅でつけられたものに違いありますまい...
大阪圭吉 「闖入者」
...例えば先程私は被害者の絞殺致命傷の特徴からして...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...たかが拳銃くらいでこんな致命傷を負わせると云うことは...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...明かに即死を思わしめる致命傷を与えたものに相違ないと思われるものであった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...この分類の致命傷でなくてはならぬ...
戸坂潤 「科学方法論」
...最後に左の胸を突かれたのが致命傷で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...致命傷(ちめいしやう)を受けた我が誠實などの全意識が悲しい一團となつて烈(はげ)しく...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...さいわい致命傷じゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...また他人の能力を軽蔑したのも致命傷になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...乙はそれが致命傷となって...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...再び回復しがたいような感情的な致命傷を闘い合わすことや...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...後頭部のほうを致命傷...
森下雨村 「五階の窓」
...致命傷には至らなかった...
吉川英治 「三国志」
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