...この三者を相剋せしめざることは前人も至難の業としたり...
芥川龍之介 「小説作法十則」
...(至難の業とせざりしものは凡庸の才なり...
芥川龍之介 「小説作法十則」
...至難の業になっていた...
梅崎春生 「狂い凧」
...至難の業であった...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...至難の業なのである...
太宰治 「作家の像」
...盖し是れ至難の業...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...こうなっては元の道に戻るのも至難の業だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...彼らを満足させることは至難の業(わざ)だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...至難の業であるが...
豊島与志雄 「慾」
...ここをうまく操るのは至難の業でのう――ただ...
直木三十五 「南国太平記」
...鎧櫃の中にいることは至難の業であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...常住観測の決して至難の業にあらざるは予の確信する所なり...
野中到 「寒中滞岳記」
...それぞれの古老が概して否定的なように至難の業かと思う...
信時潔 「歌詞とその曲」
...外科学上至難の業(わざ)とみなされていて...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...処が一介の野人共に剣を持たせて神妙な立ち合ひを演ぜしむるといふ事実は誠に至難の業で...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...別段至難の業とも思はれぬまでさ...
牧野信一 「変装綺譚」
...決して奇跡だとも至難の業だとも思わないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この境地に到るは至難の業...
山本笑月 「明治世相百話」
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