...それは藝術獨立の主張ではなくて藝術の優越若しくは至上の主張である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...次第に今日のような経済至上の時代が解消するであろう...
石原莞爾 「最終戦争論」
...ザーは至上の教権と政権とを一身に具有し...
大隈重信 「日本の文明」
...そして臣下は酋長のために死ぬことを至上の義務と心得されている...
大杉栄 「奴隷根性論」
...アートレ,デース率ゐ來し衆中至剛の者は誰ぞ? 至上の軍馬またいづれ?軍馬の最も優るもの*ペーレースの子のそれなりき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...他の一切に優りたる至上の愛の友の死を...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それだけでも既に至上のことではなかったか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...恋愛を人生至上のものとしてはならないとか...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...ベッドの上に寝ころんで面白い小説を読むのが人生至上の楽しみだったと言っている...
平林初之輔 「伊豆の国にて」
...恋愛を(人生至上のものと思つたことはないが――)偶像視してゐる者であつた...
牧野信一 「小川の流れ」
...クリストス・インペラアトル・マキシムス(至上の統宰者キリスト)というのがその名である...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...若様に対して至上のものでなければならないのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分は兎をもって武勇至上の師としていると答えた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すなわち訴訟事などにかけては至上の権力をもっている人々との姻戚知己の関係をさえ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)霊魂を至上の善としてあがめ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...写実を象徴に高めたところに至上のものが生まれる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...まして至上の御位(みくらい)にあるみかどに私利私欲のないことは誰よりもあきらかなこと」「が...
吉川英治 「私本太平記」
...牛車(ぎっしゃ)をゆるされる人臣至上の職であるが...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索