...ところが住民は隣接の赤麻沼に面する堤防缺潰箇所を自費で修築しました...
石川三四郎 「浪」
...自費で据附けたと云ふ暖炉が熾んに燃えて居た...
石川啄木 「病院の窓」
...自費で据附けたと云ふ煖爐(ストーブ)が熾んに燃えて居た...
石川啄木 「病院の窓」
...自費でそれらを買いととのえたものですから...
石原純 「キュリー夫人」
...後日自費で印刷した(あるいは誤植した)パンフレットになつて出てきて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...「自費で」藍(あい)の栽培を試みた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...父の里方の従弟に当る菱田中行という少年も洋学修業としてこれは自費で出京する事になった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...理想的に云えば、自費で出版して、同好者に只(ただ)で頒(わか)つと一番良いのだが、私は貧乏だからそれが出来ぬ...
「文士の生活」
...部屋の中の何かを自費で変えることは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...自費で北海道から取り寄せてこれを博物館に献納し...
牧野富太郎 「寒桜の話」
...私は自費で一台のオルガンを買って郷土の学校に寄附したことなどもありました...
牧野富太郎 「植物記」
...自費でやることを決心し...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...先生が自費で出された『混混録』の第二二号がなかなか出ないと云って困ってらしたので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...病気の女主人に付添っているんですがね」「あの家も病室ですか」「娘の親が自費で建てたんです...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...私が自費でお伺いして...
夢野久作 「少女地獄」
...頗(すこぶ)る呑気な状態で自費で外国から取寄せられた書物でも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...炉のある部屋をひとつ自費で建てたくもなって来た...
横光利一 「夜の靴」
...公共の橋を自費で架(か)け...
吉川英治 「新・水滸伝」
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