...自費で据附けたと云ふ煖爐(ストーブ)が熾んに燃えて居た...
石川啄木 「病院の窓」
...1849)を自費で出版した...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...後日自費で印刷した(あるいは誤植した)パンフレットになつて出てきて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...父の里方の従弟に当る菱田中行という少年も洋学修業としてこれは自費で出京する事になった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...理想的に云えば、自費で出版して、同好者に只(ただ)で頒(わか)つと一番良いのだが、私は貧乏だからそれが出来ぬ...
「文士の生活」
...自費で連れて来たんです」藤原は答えた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...私は自費で一台のオルガンを買って郷土の学校に寄附したことなどもありました...
牧野富太郎 「植物記」
...自費でやることを決心し...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...本人が困っているなら自費でやることは出来なかろうから...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...私は自費で一台のオルガンを買って郷土の学校に寄附したことなどもありました...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...先生が自費で出された『混混録』の第二二号がなかなか出ないと云って困ってらしたので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...病気の女主人に付添っているんですがね」「あの家も病室ですか」「娘の親が自費で建てたんです...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...私が自費でお伺いして...
夢野久作 「少女地獄」
...頗(すこぶ)る呑気な状態で自費で外国から取寄せられた書物でも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...炉のある部屋をひとつ自費で建てたくもなって来た...
横光利一 「夜の靴」
...公共の橋を自費で架(か)け...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それには自費で年百レガ(約550km)ずつ前進することが義務として附いている...
和辻哲郎 「鎖国」
...ということをすべて自費でやった...
和辻哲郎 「鎖国」
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