...自責の念が消滅するかの如く...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...なお内心に何故とも知れざる自責の念と慚愧(ざんき)の情とが往来していた...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...今では悔恨と自責の念に駆られるのであった...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...夜は自責の念にせまられて眠れなかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...それだけでも私の自責の念はだいぶ救はれる...
種田山頭火 「旅日記」
...――こういう自責の念に駆(か)られながら...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...自責の念にかられていたというわけではない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その後ですぐ自責の念が萠してきた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...が一度そこへはいると自責の念にとらえられた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...息子(むすこ)へ対してしみじみと自責の念が湧(わ)き...
林芙美子 「河沙魚」
...あたしだわ)その恐しい自責の念が抜けなかった...
火野葦平 「花と龍」
...自責の念に苦しみました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...いくらか自責の念にも駆られたが...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...彼女は夫人に対して自責の念に堪えないで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自責の念やみがたく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...はげしい自責の念さえつきあげてくる...
山本周五郎 「菊屋敷」
...その禍根が元々自分にある自責の念に駆られてか...
吉川英治 「江戸三国志」
...自責の念にせめられて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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