...今では悔恨と自責の念に駆られるのであつた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...自責の念堪へがたし...
種田山頭火 「一草庵日記」
...夜は自責の念にせまられて眠れなかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...自省自責の念たへがたし...
種田山頭火 「其中日記」
...名門の名をけがした自責の念の余り「反逆の血」を死を以て清算したのであって...
戸坂潤 「社会時評」
...惨めだとか汚らわしいとか自責の念とか...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...その自責の念を掘り下げることによって...
豊島与志雄 「二つの途」
...自責の念が益々深められていった...
豊島与志雄 「二つの途」
...あのことに対してさほど自責の念を覚えてるわけではなかった...
豊島与志雄 「ものの影」
...自責の念を覚えたりはしません...
豊島与志雄 「ものの影」
...息子(むすこ)へ対してしみじみと自責の念が湧(わ)き...
林芙美子 「河沙魚」
...あたしだわ)その恐しい自責の念が抜けなかった...
火野葦平 「花と龍」
...自責の念にかられ始めた...
北條民雄 「道化芝居」
...いくらか自責の念にも駆られたが...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...誰かを欺したかのやうな変な自責の念が消えるだらう――と思ひながら私は百合の父さんを待ち構えてゐると...
牧野信一 「競馬の日」
...自責の念に基いたので...
正宗白鳥 「回想」
...メグは自責の念に堪えられないようでした...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...その禍根が元々自分にある自責の念に駆られてか...
吉川英治 「江戸三国志」
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