...成層圏を自由自在に駆ける驚異的航空機...
石原莞爾 「最終戦争論」
...自由自在に読むものは西洋人にはない...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...減らしたり自由自在に出来るから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そうしてカメラの対物鏡は観客の目の代理者となって自由自在に空間中を移動し...
寺田寅彦 「映画芸術」
...女の感情を自由自在に愛しんでおればよい...
外村繁 「澪標」
...山坂を自由自在に駆け通して...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...剰(あまつさ)え勝手なる幽霊主人公を自由自在に操り来り操り去る等...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...自由自在に滑り廻ることが出来る...
中谷宇吉郎 「大雪山二題」
...女は自由自在に笑う事が出来る...
夏目漱石 「虞美人草」
...或は自由自在に費して殆ど帳簿にも記す可らざる程の費目もある可し...
福沢諭吉 「帝室論」
...私は手綱を曳いたまゝ、もう落つき払つて坂道を降り、街を過ぎ野を往き丘を越へ、我等は行くよ、青き火の炎ゆる祭りの山へ――など、馬子唄調に似た悠長な胴間声で歌ひながら丸木橋を渡つて針葉樹の木立の中に入ると、更に声を洞ろに高くして、人の世の潮の流れ、嵐の雨、波に漂ひ、吹雪に目眩み、あゝ、されど吾等は飛び交ふ、自由自在に、生と死と限り知られぬ海原に、天と地の定めも忘れ野の果に、翻つては飛び行く……などゝ歌ひながら意気揚々と進んで行つた...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...又水中でも空中でも何處へでも自由自在に行く...
松本文三郎 「印度の聖人」
...只今のように外国の書物が自由自在に得られませぬために...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...自由自在に動いているであろうか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...自由自在にそれをこなして見せ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...自由自在に駆けさせている...
吉川英治 「随筆 新平家」
...自由自在に鳴り出るのでしょうか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...これほど自由自在に...
和辻哲郎 「面とペルソナ」
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