...眞赤な舌を自由自在に動かしても見た...
石川啄木 「散文詩」
...自由自在に悪いことができるのだ...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...自由自在に読むものは西洋人にはない...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...自分は自由自在に心の欲する処に行く事が出来...
高浜虚子 「椿子物語」
...天産に衣食するが爲め經濟其他法律上權利の研究と云ふことの乏しい人民であるから自由自在になる...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...巡査やシグナルの助けを借りずとも自由自在に通過することができるにちがいない...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...さらにそのなかに自由自在に目のきく働きのある頭脳(あたま)ができてゆくか...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...自由自在に出没横行(おうこう)する悪鬼(デイモン)の仕業(しわざ)だと人々は言いあった...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...自由自在に望むことが許されるのである...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...形体の自由自在に変化しながら姿勢のくづれぬ処とは...
正岡子規 「病牀六尺」
...さういふ新聞に於いて年少の私が一人で自由自在に殆んど何の束縛もなく...
正宗白鳥 「回想」
...自由自在にどこへでも飛んでゆくことができますわ」奴袴をはいていないので...
山本周五郎 「山彦乙女」
...傀儡(あやつり)のように自由自在に操っている...
夢野久作 「暗黒公使」
...叱るのかと思うと、張は、「いや、もっともだ、無理はない」と、むしろ煽動して、「なにしろ、俺たちは、もともと黄巾賊の仲間にいて、自由自在に、気ままな生活をしていたんだからな...
吉川英治 「三国志」
...自由自在にふりまわす鉄杖にあたるが最後だった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それを自由自在に使いわける権之助の練磨は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...三本錐(さんぼんぎり)を自由自在に使い出した...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...これほど自由自在に...
和辻哲郎 「面とペルソナ」
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