...自由自在に出て行かれます...
芥川龍之介 「報恩記」
...鶏は自由自在に入り込むが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...成層圏を自由自在に駆ける驚異的航空機...
石原莞爾 「最終戦争論」
...観客一同の顔つきが何時(いつ)でも自由自在にとれるんだそうだ...
海野十三 「間諜座事件」
...軽業師(かるわざし)の様に自由自在に動いた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...自由自在に動いたかと思うとふしぎでなりません...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...そして自由自在に運動を縦(ほしい)ままにしている舌と...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...自由自在に動いて行つて...
高浜虚子 「椿子物語」
...両手を振って自由自在に闊歩のでき得るような...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...女の感情を自由自在に愛しんでおればよい...
外村繁 「澪標」
...山坂を自由自在に駆け通して...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...さては書類を自由自在に...
長谷川伸 「奇術考案業」
...私は手綱を曳いたまゝ、もう落つき払つて坂道を降り、街を過ぎ野を往き丘を越へ、我等は行くよ、青き火の炎ゆる祭りの山へ――など、馬子唄調に似た悠長な胴間声で歌ひながら丸木橋を渡つて針葉樹の木立の中に入ると、更に声を洞ろに高くして、人の世の潮の流れ、嵐の雨、波に漂ひ、吹雪に目眩み、あゝ、されど吾等は飛び交ふ、自由自在に、生と死と限り知られぬ海原に、天と地の定めも忘れ野の果に、翻つては飛び行く……などゝ歌ひながら意気揚々と進んで行つた...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...形体の自由自在に変化しながら姿勢のくづれぬ処とは...
正岡子規 「病牀六尺」
...自由自在に乗りこなす上に...
夢野久作 「暗黒公使」
...自由自在に三十六灘(なだ)を突破しながら...
夢野久作 「爆弾太平記」
...藤甲の兵はみなよく水に身を浮かして自由自在に浮游(ふゆう)します...
吉川英治 「三国志」
...自由自在に駆けさせている...
吉川英治 「随筆 新平家」
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