...人工物の美しさは自然物にはないと思う...
...教会(けうくわい)は草木(さうもく)又(また)は動物(どうぶつ)の如き自然物(しぜんぶつ)にあらず...
内村鑑三 「問答二三」
...その代りとしてやはり他の自然物に迫害を加えざるを得ぬゆえ実は五十歩百歩でいちじるしい相違はない...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...自然物を愛するというても実際は単に感情だけに止まり...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...実物について自然物を研究する人は「境界なき差別」に絶えず遭遇する...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...自然物は絶えず変化し続けて一刻も止まることがない...
丘浅次郎 「固形の論理」
...一つの自然物が分れて二つに成るときには...
丘浅次郎 「固形の論理」
...自然物に当て嵌めると忽ち差支へると云うたのは...
丘浅次郎 「固形の論理」
...自然物を模型化する細かさの程度に比例するもので...
丘浅次郎 「固形の論理」
...ラングが嘗て論ぜし如く、未開種族は、その文化の或階段に於ては、四囲の自然物を、自己と同等の水平線上に、在るものと観察することあり...
高木敏雄 「比較神話学」
...更にルクレティウスの詩「自然物論」やギリシア自然学者の「物理学」の類は...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...如何なる自然物の如何なる変化であるかとかいうこととは全く無関係に...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...こういう日常的な自然物と人間個人との概念から蒸溜されて出来たものならば(それは歴史科学が多分説明を担当するだろう)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自然物と観念乃至意識との前後の関係に就いては...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...人間の主観を離れてそれ自身に存在する客観的な自然物を取り扱うのであるから...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...「自然物として生きる人間」の行う仕事であるように見える...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...即ち蒼天を父とし大地を母とし、総ての自然物は、この天父地母の交会作用によって生成すること、あたかも自分達の交会作用によって、子孫を生成するのと同一だと考えていた...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...人の生(いのち)も大いなる自然物である...
羽仁もと子 「最も楽しい事業」
...あたかも他のすべての自然物と同じように産みふやされたものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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