...人工物の美しさは自然物にはないと思う...
...自然及びすべての自然物に対する愛...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...われらから見ると自然物を愛すべく感ずるのは単に利他心の Irradiation に過ぎぬ...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...鉱物までをも込めて自然物の全部を一学科の研究の目的物とすることはとうてい不可能のことであり...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...人間の論理は自然物には徹頭徹尾当て嵌まらぬと云ふ説の如くに聞えるかも知れぬが...
丘浅次郎 「固形の論理」
...之を自然物に当てゝ用ひても充分に間に合ふ...
丘浅次郎 「固形の論理」
...自然物を論理の当て嵌まる様な形の模型に造り改め...
丘浅次郎 「固形の論理」
...ラングが嘗て論ぜし如く、未開種族は、その文化の或階段に於ては、四囲の自然物を、自己と同等の水平線上に、在るものと観察することあり...
高木敏雄 「比較神話学」
...自然物の観察からの抽象である(Schur, Grundlagen der Geometrie)とも考えられよう...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...客観とは勝義に於てはまず第一に自然物でなければならぬ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...こういう日常的な自然物と人間個人との概念から蒸溜されて出来たものならば(それは歴史科学が多分説明を担当するだろう)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...「自然物として生きる人間」という言葉の意味に相違ない...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...例えば鉱(あらがね)のように種々な異分子を含んだ自然物でなくって純金と云ったように精錬した忠臣なり孝子なりを意味しております...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...その瞬間からそれのもつてゐた一切の社会的価値は消滅して自然物に帰する...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...ストイシズムは自己のものである諸情念を自己とは關はりのない自然物の如く見ることによつて制御するのであるが...
三木清 「人生論ノート」
...一個の自然物だから...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...恰も全く別の自然物のように...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...動物学的に類別せられた「人類」は自然物であって...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
...自然物に触発せられて内なる真実を表現することを意味する写実と...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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