例文・使い方一覧でみる「自慢そうに」の意味
スポンサーリンク...「猫八さん！」かの女はその太った図体（ずうたい）を自慢そうに前の方へ運ばせながら... 
岩野泡鳴 「猫八」
...奥さんから貰（もら）ったと自慢そうに見せた繍（ぬ）いつぶしの紙入（かみいれ）も書生にくれる品じゃない...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...いかにも自慢そうに...
太宰治 「親友交歓」
...「僕の掛声は聞えましたか？」と自慢そうに言う...
太宰治 「正義と微笑」
...辮髪（べんぱつ）を自慢そうに垂らして...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...自慢そうに朗読を始めた...
林芙美子 「泣虫小僧」
...その夜は風雨にともなって雷鳴電光ものすさまじい夜であったッ……」「何？ ちょっと、自慢そうに、声だけたててンのよ...
林芙美子 「泣虫小僧」
...それを自慢そうに脊中にかけていらっしゃいました...
林芙美子 「ひらめの学校」
...盃の役目をする」自慢そうに海老団治は笑った...
正岡容 「寄席」
...お春はにわかに元気付いて却（かえ）って自慢そうに邪気なく...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...いつもきれいになっていたでしょう」と与平は自慢そうに微笑した...
山本周五郎 「さぶ」
...花世は自慢そうに云って...
山本周五郎 「山彦乙女」
...それからお話が進みまするような事で……ヘエ……」と自慢そうにモウ一度...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...自慢そうに同輩に見せびらかす事が度々であったという...
夢野久作 「少女地獄」
...それが楽しみで楽しみで……と誰にも彼にも自慢そうにボカボカ話している...
夢野久作 「一足お先に」
...よく自慢そうに、子のぼく達へ話した事のうちでも、その酒税官時代に、何でも天竜川の岸で、寒中だったそうだが――対岸の造り酒屋まで行くわけだが、よほど下流へ迂回しなければ渡船がない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...母の前へ自慢そうに見せる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...義兄は自慢そうに話すのだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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