...死神も俺の潔さに感心したのか――と自慢するのもおかしいけど...
高見順 「いやな感じ」
...そしてそれはいまだに心霊主義者も唯物論者も見つけ出したといつて自慢するわけにはいかないのであつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...「あんたはいかがです?」「自慢するほどのことはちっともございませんよ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...「いったい諸君は」ご主人の将軍が持っている勲章を自慢する...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...士農工商の上にいると自慢する武士という奴等が...
中里介山 「大菩薩峠」
...元来坊主のつける戒名ほど俗なものは無いからな」と天然居士はよほど雅(が)な名のように自慢する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いい恰好(かっこう)だろう」と自慢する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そうじゃありませんか」「目の廻しようを自慢するんじゃあるまいネ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...君が自慢する君の服と髪形にしたところで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...空を持上げたといって自慢することが出来れば...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...ちつとも自慢するほどのものぢやない...
堀辰雄 「パイプについての雜談」
...自慢するわけじゃありませんが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...桜の国などと自慢するには自慢するだけの用意があってしかるべきであるのに...
牧野富太郎 「植物記」
...自慢するようで可笑しいけれど...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...教会の輝ける誇りだと自慢するもの迄出た...
矢田津世子 「反逆」
...潔白を自慢するほどには...
吉川英治 「新書太閤記」
...……戒(いまし)め給え、と家康がつぶやいておったと、つけ加えて、申されい」「云いましょう」信雄は、自分なら憚(はばか)らずにいえることを、他へ、自慢するように、胸を張った...
吉川英治 「新書太閤記」
...斯んな山でもあれ程の鷲をば皆珍らしがったとややてれ気味に自慢する...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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