...袋探偵は腕力にかけてはちょいと自慢するだけあって...
海野十三 「暗号の役割」
...自分の親のことを自慢するようであるが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...自慢するだけのことはあってなかなか優れたものである...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...幾らかそれを自慢する風があって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかし冷静にそれを自慢するのは恥ずべきことだと思い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今や息子を自慢するようになり...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...いい恰好(かっこう)だろう」と自慢する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...英吉利(イギリス)のナイスなどと自慢する行為も存外自覚心が張り切れそうになっている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...六助がその切れ味を自慢すると『一分正宗』などと冷かして居た――と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...君が自慢する君の服と髪形にしたところで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...父の自慢するのがおかしかった...
火野葦平 「花と龍」
...スス汚れているが塵一つない清潔さを自慢するほどうぬぼれ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...手柄を自慢するように一〇分以上しゃべり続け...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...上官に自慢することに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...善良な男の心をつかむほうがダッシュウッド家を自慢するよりも...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...古い古いと自国を自慢するが常なる日本人ほど旧物を破壊する民なしとは...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...逃げ潜む術(わざ)でも自慢するか」「はははは...
吉川英治 「三国志」
...少年は決して自分の勝利を自慢するような風をしなかった...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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