...甚しい自惚れであり...
石原莞爾 「新日本の進路」
...顔に就いての自惚れではない...
太宰治 「正義と微笑」
...自惚れるだけのことはあったのかも知れない...
太宰治 「八十八夜」
...自惚(うぬぼ)れて、自惚れて、人がなんと言っても自惚れて、ふと気がついたらわが身は、地下道の隅に横たわり、もはや人間でなくなっているのです...
太宰治 「美男子と煙草」
...」私はいよいよ自惚れた...
太宰治 「メリイクリスマス」
...社交界の花形と独りで自惚れてる陳慧君...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...それを一種の装飾だと自惚れてるからおかしい...
豊島与志雄 「慾」
...時々僕達こそ選ばれたる種族ではないかと自惚れた...
原民喜 「四五ニズム述懐」
...もういいかげんで自分の病苦を自惚れるのをやめたいものだ...
北條民雄 「独語」
...口惜しかつたら何でも其処ら辺のものを叩きこわして見ろ!」彼が、さう云ふと周子は、「自惚れ!」と、叫んだ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...」そんな自慰的な自惚れと...
牧野信一 「公園へ行く道」
...悪く云へば自惚れで...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...自惚れも強いらしいな...
牧野信一 「毒気」
...嫌らしい男がひとの顔をジロジロ眺めてそりや気味が悪かつたのよなどゝ貞操にかこつけて無貞操な自惚れをよく云ふやうな道子だから...
牧野信一 「凸面鏡」
...何といふ怖ろしい自惚れであることよ...
牧野信一 「貧しき日録」
...自惚れをはがされるのは笑止であり結構なことです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...第一第二両巻においては「習慣のこと及びみだりに現行の法規をかえてはならないこと」「自惚れについて」「幸不幸の味わいは大部分我々がそれについて持つ考え方の如何によること」「真偽の判断を我々人間の知恵にゆだねるのはとんでもないこと」「祈りについて」「信仰の自由について」の諸章を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただ一つ自惚れだけを我々に賦与したというのが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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