...自序本書の中に、「“虫喰ひ算”大會」の會場が、第一會場から始まつて第三十會場まである...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...此の初めての詩集を亡き父上に捧ぐ元麿自序この詩集は自分の初めての本だ...
千家元麿 「自分は見た」
...句集自序の一節として私の句はまだ/\水つぽいけれど...
種田山頭火 「行乞記」
...彼は國家經綸の才を以て自ら任じて抱負が甚だ高く、本書の自序に、『……小説の世に於ける音樂畫圖の諸美術と一般、尋常遊戲の具に過ぎず、本書を讀む者亦之を遊戲具を以て視る可なり……』そして卷後に七絶を題して曰ふ、『年少誤懷天下憂・時々深夜聞レ鷄起・半生事業何所レ成・抂向二燈前一編二小史一』彼は眞正の文學の偉大を(時代が時代ゆゑ)分らないのである...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...史記の太史公自序などがさうである...
内藤湖南 「支那目録學」
...これには自分の自序を附し...
内藤湖南 「支那目録學」
...列伝(れつでん)第七十太史公(たいしこう)自序の最後の筆を擱(お)いたとき...
中島敦 「李陵」
...意志の本質は惱みであるシヨウペンハウエル自序「青猫」の初版が出たのは...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...自序あゝ二十五の女心の痛みかな!細々と海の色透きて見ゆる黍畑に立ちたり二十五の女は玉蜀黍よ玉蜀黍!かくばかり胸の痛むかな廿五の女は海を眺めて只呆然となり果てぬ...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...薄白く青く冷たき匂ひする二人が中の恋の錆かな作者は第十六集「太陽と薔薇」の自序で斯う言つて居る...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...朝菜集自序ちかごろ書肆のすすめにより...
三好達治 「朝菜集」
...千九百十七年十一月十六日君と畑一つ隔てて北原白秋自序自分はこの詩集を出版することが出来たのを深く幸福に思ふ...
室生犀星 「愛の詩集」
...自序私は本集に輯めた詩を自分ながら初初しい作品であること...
室生犀星 「抒情小曲集」
...しかしは自序に、「両拝東掖、便繁台閣二十余歳、久知弘文館図書方書等、是覩奥升堂、皆探秘要云」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...医学入門自序の印文に此二字が見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...庚寅(かのえとら)の元旦に書いたという自序があったそうであるから...
森鴎外 「渋江抽斎」
...自序山の人生と題する短い研究を...
柳田国男 「山の人生」
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山村暮鳥 「風は草木にささやいた」
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