...自尊心の強い馬琴には...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...自尊心の強い信輔は意地にも彼自身を守る為に...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...自尊心の強い信輔は意地にも彼自身を守る為に...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...僕は唯「自尊心の強い」だけである...
芥川龍之介 「僕は」
...さうすれば自尊心の強い彼は...
犬養健 「愚かな父」
...あの自尊心の強い馬琴が自ら...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...臆病でいながら人一倍自尊心の強い彼は...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...又実際自尊心の強い奥畑が...
谷崎潤一郎 「細雪」
...(傲慢で自尊心の強い妻とその実家の者は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...だがそれより、もっと感じたことは、この『カーチェンカ』が無邪気な女学生というよりは、気性のしっかりした、自尊心の強い、真から徳の高い、それに第一、知恵と教育のある淑女だのに、おれにはそいつが両方ともないってことなんだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...兄は人の手前極(きわ)めて自尊心の強い男であった...
夏目漱石 「行人」
...自尊心の強いウージェーヌは彼の最初の闘いを敗北に終わらせたくはなかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...妾はこの上なく自尊心の強い強情っ張りなんです...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...よくあるやつで、ルロイは、年三十の健康な、自尊心の強い、男性的な女である...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...新しい娘を迎えて失望している大臣の噂(うわさ)を聞いても、源氏は玉鬘(たまかずら)のことを聞いた時に、その人はきっと大騒ぎをして大事に扱うことであろう、自尊心の強い、対象にする物の善(よ)さ悪さで態度を鮮明にしないではいられない性質の大臣は、近ごろ引き取った娘に失望を感じている様子は想像ができるし、また突然にこの玉鬘を見せた時の歓(よろこ)びぶりも思われないでもない、極度の珍重ぶりを見せることであろうなどと源氏は思っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自尊心の強い性質から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自尊心の強いような女ではなかろうか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかしこれは臆病で自尊心の強い彼にとつては...
横光利一 「悲しみの代價」
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