...自卑心が強くて、自分に自信が持てない...
...彼女は自卑感を抱きやすく、誰かに気に入られるために努力しすぎる...
...自分自身を過小評価する傾向があり、自卑的な思考に陥りがちだ...
...自卑からくるコンプレックスが原因で、彼は人前で話すことが苦手だ...
...自己肯定感が低くて、自己評価が下がってしまうと自卑感に襲われる...
...二葉亭の自卑自屈を余儀なくされる窘窮煩悶の状がこの二...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...かくの如きは国家を辱かしめ国威を傷つける自卑自屈であるという猛烈なる保守的反動を生じた...
内田魯庵 「四十年前」
...怒つた同じ面が息をきつて自卑の念にも悶える...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...寂しい自卑自屈の弱さでもある...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...そうして同時になんとも言えない情けない自卑(ヒューミリエーション)の念に襲われるのが常であった...
寺田寅彦 「笑い」
...インテリが自分自身に対する懐疑・不満が、又自卑さえが、この問題の心理的動機であったように見える...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それだけの自卑にまで転化するのは極めて自然だろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...この自負にしろ自卑にしろとも角凡ゆる場合自己誇張癖をば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼等は自卑や侮辱や失望を感じる代りに...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...一体インテリが自分はインテリ集団にぞくするという一種の集団意識(それがやがて階級としての自覚を産む所以を私は最初に述べた)に立って、予め自負を感じ、そしてその自負が失われれば、自卑にかられ、自卑しながら自卑そのものを自負の材料にせずにはいられないという心根からは、インテリゲンチャを飽くまで一種の優先的な歴史的役割を独占した社会原動力として見ようとする欲望以外の何ものも出て来ない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自賛したり自卑したり――代わる代わるそんなことをするよりも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はほとんど地を這うような自卑を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
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