...地下戦車が自力で動かないものだから...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...自力で開拓して行く道は勉学よりほかないと云い...
鷹野つぎ 「窓」
...立派に自力で更生の道を切りひらいて行くべきだと思う...
太宰治 「やんぬる哉」
...その他すべてを自力で見いださねばならぬ例であった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...彼は逆らわずに殆んど自力で立ち上った...
豊島与志雄 「山上湖」
...僅(わず)かばかりでも再び自力で給料を取る身となったので...
永井荷風 「ひかげの花」
...これからは自力で食ってゆかねばならぬ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...幼時始めて自力で作上げた手工品を卓子(テーブル)の上に置いて眺めた時の・新鮮な自尊心を蘇(よみがえ)らせて呉れる...
中島敦 「光と風と夢」
...顔はようやく自力で洗った...
夏目漱石 「坑夫」
...神が作ってくれん以上は自力で拵えなければならん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自力で陸岸に近づくことは不可能だということがわかった...
久生十蘭 「海難記」
...子どもたちも ぶじとはいえ 子ウサギでは 自力で 出るのも ままなりません...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...キミなら自力で出られた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...女ながらも自力で何かしたいという意気と...
水上滝太郎 「九月一日」
...自分の人間性の要素の展開を自力でしきれなかった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしは何ものにも助けられず・何ものにも乱されないで・ただ自力で自分を固めている・あの高邁な心境にはまったく達したことがない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...各自の自力で来ているか否かが...
横光利一 「旅愁」
...みな自力で割拠(かっきょ)しうる力を持ってきたからである...
吉川英治 「私本太平記」
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