...彼女は早耳で、流行情報を常にキャッチしている...
...私は早耳だから、この噂はもう知っていましたよ...
...彼は強力な情報網の持ち主で、早耳なことで有名だ...
...マスコミ関係者は早耳が求められる仕事だ...
...早耳な人ほど、ビジネスの世界で成功する傾向がある...
...「ここで甘酒を飲まなくっては、鳩にして豆、」と云うと、婆さんが早耳で、「はい、盆に一杯五厘宛(ずつ)でございます...
泉鏡花 「婦系図」
...よつやっとんび(四ツ谷鳶)と早耳に聞いてしまったのでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...映画界に入るという早耳の噂を聴いて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...時々泣いて居るつて話ぢやありませんか」一流の早耳...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勘兵衞の元の女房だつたさうですよ」早耳のガラツ八は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...天才的な早耳でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...早耳が何より自慢の自分が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...前代未聞の騷ぎぢやありませんか」ガラツ八の八五郎は、得意の早耳で、これだけの事を聞込んで來たのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人の手が付いて大騷ぎをしたことまでは御存じないでせう」「それも見當はついてゐる」「さすがに親分は早耳ですね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そつちの大變は?」「早耳のお前が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早耳で近づく足音を聞いたからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...買った、買った、買った、そら買った! (観客を市民に見立て、叫ぶ)いま出たばかりの三州屋早刷り瓦版! (チョッと足のあがきを小さくして立停ったふうになり)版でおこした墨がまだ乾き上っていねえというしろものだ! 一枚三文、二枚で五文! ところは常陸の国、空っ風でお馴染みの筑波の山は天狗党の一揆が大変じゃ大変じゃ! これぞ、早耳早学問、いまできたてのホヤホヤという瓦版が一枚三文とは安過ぎる! さ、買った、残りは僅か五十枚、売り切れてから買うんだったと出ベソを噛んでも追付かねえぜ! 三州屋の瓦版、これを知らなきゃ江戸っ児末代までの恥だっ! (また走り出す)リャリャリャ、さあ買った、買った、買った! 天狗だ、天狗だ、天狗だっ! 水戸の天狗があばれ出したっ! いよいよ御若年寄田沼玄蕃様の殿様が天狗征伐にお乗り出しだ! (手ぶり身振り)そうもそも、水戸の天狗と言ッぱ、天狗なり! 眼はランランとして鼻高く、色あくまで赤く、八面六臂(ぴ)、声破れ鐘の如くウォーッと、アハハ、いや全くだ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...評判じゃ評判じゃ! いま出来たての三州屋は早耳瓦版...
三好十郎 「斬られの仙太」
...伯父さのツンボの早耳だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...あまり商売人の早耳も...
吉川英治 「江戸三国志」
...すぐ早耳迅眼(はやめ)の者が...
吉川英治 「三国志」
...およそ早耳であったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...彼がゆうべ早耳に入れた重大な敵の機密と...
吉川英治 「新書太閤記」
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