...自作の句を書き加へた...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...浦山老人自作の『夕ぐれに』の替歌を聞かせ申さむとて...
大町桂月 「十和田湖」
...自作の肖像を殘せりと...
大町桂月 「房州の一夏」
...自作の浄瑠璃にせつせと句読点を打つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...また自作の「思ひ出」の中の一節を借りるが...
太宰治 「津軽」
...いよいよヴェーラ・イオーシフォヴナが自作の小説を朗読するのだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...彼は自作の像を眺めながら発見するのである...
豊島与志雄 「女客一週間」
...祖母の父の自作の丸本をも私は見たいと思ったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...勢(いきおい)自作の苦心談をれいれいしく書立てるようになるので...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...自作の新舞踊劇「空華」は奈良朝時代の衣装背景で...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...わたしは自作の「空華(くうげ)」という踊りの地方(じかた)の稽古所(けいこじょ)に...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...それと自作のドロマイト弾...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...早速ノートを持出して來て自作の詩を朗讀し...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...……」こんな自作の文章を...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...このことは――彼が自作の詩を書いた帳面を一冊持っているということは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...父の死と自作のノリト私の父は中年から神主となったので...
柳田国男 「故郷七十年」
...元成が自作の一曲を清次に舞わせて...
吉川英治 「私本太平記」
...こう自作の即興を歌ったのであった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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