...自作の句を書き加へた...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...自作の浄瑠璃にせつせと句読点を打つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...私に自作の俳句を見せて...
太宰治 「天狗」
...それは沁園春(しんえんしゅん)の調にならってこしらえた自作の歌であった...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...文句(もんく)は自作の寿(ことぶき)を唄うて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...自作の革命歌を高唱し...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は自作の像を眺めながら発見するのである...
豊島与志雄 「女客一週間」
...祖母の父の自作の丸本をも私は見たいと思ったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...われ俳才なく自作の句を記憶せず...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...このお庭は太閤様御自作のお庭でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...自作の画数枚を背負(シヨ)つて雪のアルプスを越え………「今に………!」兄は何時の間にか昂奮してゐた...
中原中也 「耕二のこと」
...ひとりで気負ったようになっている仲間がよこした自作の絵葉書である...
久生十蘭 「春の山」
...……」こんな自作の文章を...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...ご存じあらば自作の詩集を一冊購いたまえといい...
室生犀星 「洋灯はくらいか明るいか」
...五百は自作の歌を書いたので...
森鴎外 「渋江抽斎」
...姫路いちばんの歌人の伝記とそれに自作の歌を出したと思う...
柳田国男 「故郷七十年」
...父の死と自作のノリト私の父は中年から神主となったので...
柳田国男 「故郷七十年」
...そうしてお輿入(こしい)れの時にお道具の中に数えて下さいといって自作の鼓を一個さし上げた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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