「臨み」の意味
直面することや対処すること
小説での「臨み」の使い方
...」予はこの遺書を認(したた)むるに臨み...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...別に臨みて我に握らせたる手は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...会終わるに臨み、聴衆よりおのおのその志に応じて五銭ないし二、三十銭を徴集し、その金は米国の慈善会に寄付して、慈善の用に供うといえり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...自己の生涯に臨みしすべての出来事に必ず道徳的価値があるのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...親ら景寺に臨みて壇場を建立す...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...氏政死に臨み、其の族人を召す...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...粕谷の彼は起(た)ってお馨さんと彼等の干繋(かんけい)を簡単に述べ、父者人に対して卑怯なる虚言の罪を謝し、終に臨み、お馨さんの早世(そうせい)はまことに残念だが、自身の妹か娘があるならば、十人は十人矢張お馨さんの様に戦場に送りたいと思うと言った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...もはや今日は私の良心の命ずるままに不自然なる既往の生活を根本的に改造すべき時機に臨みました...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...りん然として下に臨み...
服部之総 「望郷」
...暫(しば)し当所の慰労会懇親会に臨みたり...
福田英子 「妾の半生涯」
...用いるに臨み抜き出して尋常にの前端に嵌(は)め着く...
南方熊楠 「十二支考」
...さて彼女が夫を伴(つ)れ去らんとするに臨み...
南方熊楠 「十二支考」
...せっかくの巻狩に臨み太閤(たいこう)様の松蕈(まつたけ)のごとく...
柳田國男 「地名の研究」
...一に大祥の将(まさ)に臨み亡種の惨を知らざるが如し...
横光利一 「上海」
...軌道は、此邊から屡々隧道にかくれ、或は岩面に窓を穿つて、大雪谿に臨み、或は不意に白光に輝く雪の中腹に面接する...
吉江喬松 「山岳美觀」
...秀吉の上(う)わ手に臨みうる策か...
吉川英治 「新書太閤記」
...――そして今は、官用も果たし、別宴にも臨み、慣例の郷産物の贈り物を受けたので、ただ、さりげなく宿を立ち、早く都の妻子の顔でも見ようという欲望を余しているだけであった...
吉川英治 「平の将門」
...これから自分たちの司権者として臨みかけている清盛という人が...
吉川英治 「源頼朝」
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