...われらとて地(つち)の臥所(ふしど)の下びにしづみおのが身を臥所とすらめ...
伊東静雄 「詩集夏花」
......
富永太郎 「無題」
...やおら身を臥所(ふしど)に起して...
夏目漱石 「薤露行」
...今朝(けさ)如何(いかが)あらんと臥所(ふしど)を窺(うかが)えば――在(あ)らず...
夏目漱石 「薤露行」
...あの方が臥所(ふしど)からお起きになつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...ある宵の浅ましかりし臥所思ひぞ出づる馬追啼けば道を迷ひその内日が暮れてしまひ山小屋みたやうな所で仮寝をしたことがある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そんな臥所(ふしど)でもない所で...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...鬼の臥所(ふしど)の葉は虚(むな)しかるべしと言うて別れ出た...
南方熊楠 「十二支考」
...矢張り妻の臥所(ふしど)の側なる揺籃の内に...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...蘭軒の臥所(ふしど)の傍(かたはら)に置いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...故意に臥所(ふしど)に溺(いばり)して暇になった...
森鴎外 「細木香以」
...臥所(ふしど)の上に倒れた二人は...
森鴎外 「山椒大夫」
...己は恐る恐る身を臥所(ふしど)に倒す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そこを永遠に冷たい臥所(ふしど)にしておられますよ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...芸者が臥所(ふしど)へ来た時...
森鴎外 「二人の友」
...臥所(ふしど)にはいってからも...
山本周五郎 「菊屋敷」
...彼のために爾は臥所(ふしど)を作れ...
横光利一 「日輪」
...爾は臥所(ふしど)へ這入って...
横光利一 「日輪」
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