...その半天にオリオンが三つ星を中心に斉整の大臥像を横たえ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...しんとした室内の七人の人影は臥像のやうなお前を取り卷いて...
南部修太郎 「疑惑」
...三十四○床の間に虞美人草(ぐびじんそう)を二輪活(い)けてその下に石膏(せっこう)の我小臥像(しょうがぞう)と一つの木彫の猫とが置いてある...
正岡子規 「病牀六尺」
...スペインブールホスの大寺にあるメンシア・デ・メンドザ女の葬所なる臥像はその裙(すそ)に狆(ちん)を巻き付かせある...
南方熊楠 「十二支考」
...翠滝の洲にある夕顔亭に李白の臥像を彫り出した石盥があつた...
室生犀星 「名園の落水」
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