...」父「臥竜梅はもうなくなっただろうな?」僕「ええ...
芥川龍之介 「本所両国」
...僕はこんな侮辱を受けたことはありません」明智は、仰臥したまま、恐ろしい目で、天井をにらみつけて、ひとり言のようにうなった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...横臥せる男の脛を枕にして臥す...
大町桂月 「房州紀行」
...名曰二時臥之山一...
高木敏雄 「比較神話学」
...彼女(かれ)が身は湘南に病に臥(ふ)して...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...常住坐臥の姿に於て...
豊島与志雄 「表現論随筆」
...もうだいぶ待ち草臥(くたび)れているに違ないと仮定してかかった小林は...
夏目漱石 「明暗」
...これは臥竜窟に顔をむけて突っ立っている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...『五雑俎』九に〈狡兎は鷹来り撲(う)つに遇えばすなわち仰ぎ臥し足を以てその爪を擘(はく)してこれを裂く...
南方熊楠 「十二支考」
...国男ったらね、折角国府津で心持よく暮して、よかったよかったとよろこんでいたのに、かえったその晩お酒のみすぎて下らないことにじぶくって、そのまま臥て、すっかり風邪を引いて、ずっとねているのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
三好達治 「山果集」
...人々は病院ふうに並列した小さな鐵製の臥床の一つへ彼を置いた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...こう喘息もちで病臥しているが...
吉川英治 「大岡越前」
...病臥(とこ)についちまったんだ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...臥龍(がりょう)先生の謡でがす」と...
吉川英治 「三国志」
...臥龍(がりゅう)先生か」孫権も彼の名は久しく聞いている...
吉川英治 「三国志」
...「風邪で臥(ふ)せっておるといっておけ...
吉川英治 「平の将門」
...この三日月茶屋の奥に臥床(ふしど)を借りて横たわるまでの辛さは一通りではなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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