...小(ちさ)き臥床(ふしど)の中にありても...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...草臥(くたび)れた足でまた砂を蹈(ふ)もうより...
泉鏡花 「悪獣篇」
...部屋に戻って臥(ね)ていたこともあり...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...頭痛がするので臥床...
種田山頭火 「其中日記」
...それといっしょに臥(ふ)せるような様子だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...息をこらして突臥(つっぷ)してしまったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...その臥床辺(ふしどべ)に現れる...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...臥床のお蔭で文藝春秋...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...幇間(たいこもち)の左孝の臥(ね)て居る部屋へ入つて行きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...抜足をして障子の間隙(ひずみ)から内を窺(のぞい)てはッと顔※お勢が伏臥(うつぶし)になッて泣……い……て……「Explanation(エキスプラネーション)(示談(はなしあい))」と一時に胸で破裂した……第十五回Explanation(エキスプラネーション)(示談(はなしあい))...
二葉亭四迷 「浮雲」
...赤い涎(よだれ)かけをかけた石の牛が一ぴき臥(ね)ていた...
堀辰雄 「幼年時代」
...こんなところまで歩いてしまつて可成り草臥れても居た...
牧野信一 「公園へ行く道」
...故に仰臥の時は左の膝は常に立て居るなり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...其夜酔臥(すいが)したりしが...
森鴎外 「みちの記」
...その夜臥(ね)てから奇妙な夢を見た...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...その上に、仰臥しながら、刑部は、見えない眼を天井に向けたまま考えていた...
吉川英治 「大谷刑部」
...臥龍(がりゅう)にはった松の木のねッこに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...病床に臥(ふ)すまでやッつけてやる」「なんとおっしゃろうが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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