...臣節を尽そうとした...
芥川龍之介 「忠義」
...師が臣節を汚(けが)すのを懼れるのではなく...
中島敦 「弟子」
...臣節との矛盾(むじゆん)に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兄上玄蕃(げんば)様御手討になった上は、退(しりぞ)いて志賀家の跡を断やさないのが祖先への孝行と申しまして」「なるほど、内匠様はそのおつもりでなかったとおっしゃる」「ハイ」母性の本能と、臣節との矛盾に、母の加世と、夫の内匠がどんなに争ったことでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本式に臣節をつくさなければならないのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どう臣節を保てましょうか...
吉川英治 「三国志」
...魏延もそれに臣節を以て仕えたわけではなかろう...
吉川英治 「三国志」
...ゆえに、われわれは、臣節を尊んで、あえてあなたを辱(はずかし)めず、ここでお別れ申すとする...
吉川英治 「三国志」
...なお臣節を捨てず...
吉川英治 「私本太平記」
...あなたの心からな臣節を...
吉川英治 「私本太平記」
...朝廷に奉じる禅家一般の臣節にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...故信長を主柱として今日にまで至ったおたがいの臣節ということから利家は述懐を披(ひら)いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...その臣節にたいし万全を尽したものは実に御辺であったとも率直にいった...
吉川英治 「新書太閤記」
...足下の臣節も誠意も...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを臣節と仰せあるや』いつの場合も...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...また武門の臣節(しんせつ)でもある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...臣節)という伝説は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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