...心臓の鼓動が足の裏までも響く...
石川啄木 「菊池君」
...心臓麻痺と診断された...
犬田卯 「一老人」
...それを逆手に持ってアネットの心臓の上をめがけてただひと突きとばかり腕をふるったが...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...―――この心臓が弱いと云う事実の中には...
谷崎潤一郎 「途上」
...それらのために自分の心臓がいよいよ悪くなるのを知らずにいました...
谷崎潤一郎 「途上」
...それは青春の心臓の妖しい潮騒だった...
豊田三郎 「リラの手紙」
...呑んでいた五臓六腑から簡単に吐き出したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...私も前に難病の胃周囲炎と肝臓ジストマとを治してもらい...
中谷宇吉郎 「鳥井さんのことなど」
...繰返(くりかえ)して申しますが――心臓麻痺を起して急死しました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...劇動のために内臓がクタクタになり...
久生十蘭 「海豹島」
...三十CCぐらい……心臓というのは気むずかしいやつでね...
久生十蘭 「肌色の月」
...始めます」竜太郎の心臓は...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...自分の心臓を生きたまま食べるという形容のとおりだった...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...わたしの心臓(しんぞう)ははげしく鼓動(こどう)した...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...私の心臓がひどくなったのも運動不足による衰弱です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なおその上に呂昇の前で一段語って(大した心臓である)悪いところを直して貰うのだからめきめき上達したことはいうまでもない...
武者金吉 「地震なまず」
...両手にわれとわが臓腑をひっつかみ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...心臓までまっすぐに一と突きだ』『ふーん...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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