...心臓(しんぞう)がどきどき波をうって...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...心臓の音を顕微音聴診器できいても...
海野十三 「宇宙戦隊」
...心臓が停まるほど驚いた壮平爺さんは...
海野十三 「疑問の金塊」
...なんですか、心臓が悪いとか、アクマがどうしたとかいってましたがね、あっしはよくみませんので...
海野十三 「金属人間」
...このメデウサの姿をひとめ見た者は、何とも知れずいやな気持になつて、さうして、心臓が凍り、からだ全体つめたい石になつたといふ...
太宰治 「お伽草紙」
...自分の心臓が早鐘(はやがね)のように高鳴るのに耳をすました...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...わたしの心臓へはっと怪しい動悸の刻みを与えた瞬間「と申しますと?」弱々しい低い声音に...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...ぼくの心臓の上にある...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私の脾臓は出てゆかない...
永井隆 「この子を残して」
...まるで五臓六腑が焼け出したようだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「サトルでデリケートな頭脳と心臓」の外に「癇癪と負けじ魂」とがあった...
中谷宇吉郎 「長岡と寺田」
...巴里の心臓に幽霊ホテル...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...「心臓さ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...西洋には珈琲心臓の病名もあり...
村井弦斎 「食道楽」
...全身の血が心臓を蹴って逆流した...
夢野久作 「暗黒公使」
...もしや思い出しはしまいかと恐れ戦きつつ……自分の肺臓と心臓が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...恐らくその無数の腐りかかった肺臓は...
横光利一 「花園の思想」
...その男の脾臓を咄嗟(とっさ)に突きえぐってしまった...
吉川英治 「剣難女難」
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