...馬の外臀部にあてがってある繩には...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...お臀(しり)の肉を斬られたんでね...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...乳ト臀部(でんぶ)ノ発達ハ不十分デ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...彼方此方へ身を揺す振りながら光子の体を臀で蹈んだり壓したりした...
谷崎潤一郎 「少年」
...臀(しり)の大きい...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼は喪心したようにぐらぐらとよろめいて其処(そこ)にある椅子(いす)の上に臀餅(しりもち)をついた...
谷崎潤一郎 「途上」
...「卑怯(ひきょう)者めが!臀(しり)をなぐられたけりゃなぐってやる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...木の切株の腰掛へ臀を落付けて残り少ない火で股火をしてると涙がぼろぼろ流れた...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...文士連中の臀にばかりくっついて歩いていたので...
豊島与志雄 「反抗」
...臀から下が寸のつまったずん胴をなしている...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...臀の肉の上にゆらりゆらりと身体を揺り初めた...
豊島与志雄 「未来の天才」
...其処に臀を据えたまま動かなかった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...一杯に糞のついた臀でも構はずに持ちあげる...
長塚節 「佐渡が島」
...只(たゞ)一本(ぽん)の綱(つな)の臀(しり)には彼等(かれら)のいふ「どツぺ」が附(つ)いて居(ゐ)てそれがどさりと疊(たゝみ)を打(う)つて一人(ひとり)の手(て)もとへ引(ひ)かれる...
長塚節 「土」
...斜め頭上のあたりから二三条の茶褐色の光りの如き一直線が射したかのやうに翅音を震はせた蜂達が飛びかゝつて来たかと見ると同時に有無なく彼等はゼーロンの流汗で黒光つてゐる巨大な臀部に鋭い槍先を突きとほした...
牧野信一 「夜見の巻」
...○背痛み、臀(しり)痛み、横腹痛む...
正岡子規 「墨汁一滴」
...先づ臀のを解き膿(うみ)を拭(ぬぐ)ふ...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...牛も臀部の筋肉を痛々しく露出させて...
若杉鳥子 「烈日」
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