...僕知る所葉山左内なる者、食禄五百石、班(はん)中老に列す、その齢(よわい)また已(すで)に六十余、官暇あれば出でて大洋に漁す、常に曰く、「海島の士かくの如くならずんば、事に臨んで用を済(な)さず」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...受ける訳がない――」「食禄を離れた上は...
直木三十五 「南国太平記」
...ともかくも食禄を食(は)んでいるが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...全軍に賜ふべき食禄を彼一人に与ふべしと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...食禄二百石八人扶持...
森鴎外 「渋江抽斎」
...実は今日は食禄の高までほぼ内定したんでねえ」「――このまえにも...
山本周五郎 「雨あがる」
...そして中野市之丞らは食禄を削られたうえ...
山本周五郎 「いさましい話」
...仕官をするばあいにも食禄(しょくろく)の高がちがう...
山本周五郎 「似而非物語」
...残った食禄とはべつに年々かなり多額な養育料が...
山本周五郎 「思い違い物語」
...食禄(しょくろく)半減...
山本周五郎 「竹柏記」
...食禄を半減されて...
山本周五郎 「竹柏記」
...たびたび食禄(しょくろく)を加増されたこと...
山本周五郎 「日本婦道記」
...食禄(しょくろく)二百石あまりで槍刀預という役を勤めていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...けれどもきまった食禄でまったくの消費生活をするということは考えるほどたやすくはない...
山本周五郎 「日本婦道記」
...よって食禄(しょくろく)召上げ遺族には領内追放を申付くるものなり」おたっしの趣意はそういうものだった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「役は馬廻り、食禄は百二十石、主人に心願のことがあって、日光の御廟(みたまや)へ参詣するところです」「するとその、願文かなにかお持ちですか」こいつは謡曲の勧進帳みたようだなと、万三郎は可笑しくなった...
山本周五郎 「風流太平記」
...渡辺どのは食禄を加増され...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「食禄を多く取り身分が高いということは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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