...山海の珍味ともいふべき學問の御馳走が御膳立てされぬうちに...
會津八一 「綜合大學を迎へて」
...「何のことはない、お膳立てをして、御馳走にあづからなかつたも同然だ、なア」と老人もがツかりした...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あれは敏子が勝手にお膳立てをしたので...
谷崎潤一郎 「鍵」
...福子の親父(おやじ)だのと云ふものがお膳立てをしたからなのだと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...習字と漢籍の素読(そどく)と武芸とだけで固めた吾等の父祖の教育の膳立ては...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...特に教科書の内容に関する一切の膳立ての任に当る方々の考慮を煩わしたいと思う次第である...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...社大党は一定のお膳立てをしなければならぬだろう...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...あらかじめお膳立てをしておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...メアリと僕とでお膳立てするから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...母は妻とは膳立てして待ちあぐんでゐた...
正宗白鳥 「假面」
...その為に境遇の膳立てに逆ってでも...
宮本百合子 「アンネット」
...臺所に來てもう皆と一緒に膳立ての仕事に働いて居る...
柳田國男 「伊豆大島の話」
...膳立てをしながら云った...
山本周五郎 「さぶ」
...長火鉢の脇へ膳立てをした...
山本周五郎 「花も刀も」
...酒肴(しゅこう)の膳立てをしておくみが去るまで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...これで膳立てはととのった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もうお膳立ては出来てるんだから...
吉川英治 「新書太閤記」
...お待ち遠さま! お膳立てはととのったぞ...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索