...上は万乗(ばんじよう)の君の食膳にさへ...
芥川龍之介 「芋粥」
...少しばかりの御膳を貰ってたべたことなどもあったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それを神尾主膳が怒って...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者が行って止めて来る」神尾主膳は刀を提げて立ち上りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰か行ってあれをさしとめて来い」神尾主膳は病床のうちで...
中里介山 「大菩薩峠」
...神尾主膳は透(す)かさずそれを追いかけました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの神尾主膳様が近いうち...
中里介山 「大菩薩峠」
...ミダリニ行(ぎょう)ズルヲ覚ウ……」と神尾主膳が柄(がら)にもないことを呟きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いやになっちまうな……神尾主膳は乗物の中で...
中里介山 「大菩薩峠」
...主膳が低能娘を始終引きつけているというわけではなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで、憤然として山を蹴って出づべきだが、今日の主膳は、左様な侮辱にひるまないで、更に、輪王寺の重役、鈴木安芸守(すずきあきのかみ)をたずねて、ここでは意外の珍客としてもてなされたものだから、いくらか溜飲を下げて、そこで、久しぶりに安芸守信博と対面をしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...平生(へいぜい)の通り御膳(ごぜん)をたべて...
夏目漱石 「坑夫」
...大膳坊の姿は言ふ迄もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうかすると膳の脇に...
原民喜 「飢ゑ」
...――それらは古い箱膳(はこぜん)や...
山本周五郎 「季節のない街」
...もう配膳にかかり出す...
吉川英治 「私本太平記」
...或る折、膳を前にして、心からのように「ありがとう」と、母に小声で云いながら箸を取る姿をぼくは見た事がある...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...膳の出たばかりであつたが...
若山牧水 「木枯紀行」
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