...バルーンが膨脹した...
...その企業の株価が膨脹した...
...膨脹する気球が美しい...
...熱で膨脹したプラスチック容器が壊れた...
...食べ過ぎてお腹が膨脹した...
...そして其の膨脹を妨げる邪魔物をとりのけようとして...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...地方(ちはう)の公共團體(こうきようだんたい)の財政(ざいせい)はより以上(いじやう)に膨脹(ぼうちやう)して居(を)つて...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...東京の膨脹、こゝにも及びて、新築の小さき家ならび連なる...
大町桂月 「飛鳥山遠足」
...否彼等の部族の増殖膨脹に伴ふ必然の結果として...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...何となれば此の二政治家は單に進歩派の勢力膨脹を妬みたる外には...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...年々歳々唯政黨の勢力次第に膨脹するを見るのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...惟ふにこれは歌といふよりも散文の澄んだる箇所の膨脹したものである...
中原中也 「詩に関する話」
...瓦斯(ガス)に似た冒険譚(だん)で膨脹(ぼうちょう)した奥に...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...咄嗟(とっさ)の間(かん)に膨脹(ぼうちょう)するかも知れません...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そして東京の氣風が出ると思ふが――あんまり急な市の膨脹と共に...
長谷川時雨 「東京に生れて」
...これに反して「カイゼル・ウィルヘルム二世」は時速二三ノット半を平気で出しうる双スクリュー四段膨脹エンジンの性能を百パーセント発揮するために...
服部之総 「黒船前後」
...その顔は約一倍半も膨脹し...
原民喜 「夏の花」
...それが一時世間の大問題に膨脹(ぼうちょう)する...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...だいぶ膨脹を来たしているのでやれやれと安心...
山本笑月 「明治世相百話」
...しかし生活力の膨脹していたときと同様...
横光利一 「欧洲紀行」
...S市の膨脹力はS川の膨脹力よりも激しかつた...
横光利一 「静かなる羅列」
...ついに排外にまで膨脹して終熄したが...
横光利一 「静安寺の碑文」
...群衆はも早警官の活動力には手にあまるほど膨脹していた...
横光利一 「旅愁」
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