...バルーンが膨脹した...
...その企業の株価が膨脹した...
...膨脹する気球が美しい...
...熱で膨脹したプラスチック容器が壊れた...
...食べ過ぎてお腹が膨脹した...
...主として水が凍るときの膨脹力と氷の溶解性とによるものである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...平和主義か帝国主義かかくの如く民族的国家の互いに膨脹せんとするの極は...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...それに接した空気が熱くなって膨脹してのぼる...
寺田寅彦 「茶わんの湯」
...水(みづ)が欲(ほ)しいと人(ひと)が思(おも)ふ時(とき)蛙(かへる)は一齊(せい)に裂(さ)けるかと思(おも)ふ程(ほど)喉(のど)の袋(ふくろ)を膨脹(ばうちやう)させて身(み)を撼(ゆる)がしながら殊更(ことさら)に鳴(な)き立(た)てる...
長塚節 「土」
...首(くび)の珠數(じゆず)は彼(かれ)の聲(こゑ)が喉(のど)を膨脹(ばうちやう)させるので其(その)度(たび)毎(ごと)に少(すこ)しづゝ動(うご)いた...
長塚節 「土」
...どうしたものか數日(すうじつ)の中(うち)に腹部(ふくぶ)が膨脹(ばうちやう)して一夜(や)の内(うち)にもそれがずん/\と目(め)に見(み)える...
長塚節 「土」
...前日来格納庫空気膨脹で行なった実験の繰返し...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...すでに自己の運命の膨脹を自覚しえた...
夏目漱石 「三四郎」
...東京市の貧弱なる膨脹に付け込んで...
夏目漱石 「それから」
...火傷で膨脹した頭を石の上に横たへたまま...
原民喜 「夏の花」
...活字が膨脹してレバーであがってこないのに印字ガイドまで狂って...
久生十蘭 「黄泉から」
...体腔をガスの力で膨脹させるのかもしれん...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...」「しかしこんなに膨脹(ぼうちょう)しては...
森鴎外 「二人の友」
...それが実現されると進んで対外的に膨脹(ぼうちょう)することを欲求する...
矢部貞治 「政治学入門」
...彼らの生産力は膨脹した...
横光利一 「静かなる羅列」
...更に一段と膨脹した...
横光利一 「上海」
...その失ったことのためにますます膨脹しながら猛々しくなるのであった...
横光利一 「上海」
...このたびは矢代自身の裡から膨脹する不安を覚えて...
横光利一 「旅愁」
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