...バルーンが膨脹した...
...その企業の株価が膨脹した...
...膨脹する気球が美しい...
...熱で膨脹したプラスチック容器が壊れた...
...食べ過ぎてお腹が膨脹した...
...東京が郊外に膨脹をはじめ...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...発火と同時に俄(にわか)に膨脹した坑内の気圧が...
大阪圭吉 「坑鬼」
...しからばすなわちかの表面に武備の盛大なるの事実はただちにその裏面において生産機関の膨脹したる事実を証明するものにあらずしてなんぞや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一般的失業による歳入減・所謂匡救費支出・警察費の拡張・軍備費の超越的膨脹・等々の結果から...
戸坂潤 「技術の哲学」
...其の動もすれば行政機関を過大に拡張して国費の膨脹を顧みざる傾向ある如きは其の一なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...漢初には其の膨脹が繼續せられなかつたけれども...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...噺(はなし)たがる彼等(かれら)は三人(にん)とさへ聚(あつま)れば膨脹(ばうちやう)した瓦斯(ガス)が袋(ふくろ)の破綻(はたん)を求(もと)めて遁(に)げ去(さ)る如(ごと)く...
長塚節 「土」
...温度の時間的変化によって箱の内部の空気が膨脹収縮するためによるものである由と聞いたことがある...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...膨脹した水の音が...
林芙美子 「下町」
...その顔は約一倍半も膨脹し...
原民喜 「夏の花」
...火傷で膨脹した頭を石の上に横たへたまま...
原民喜 「夏の花」
...生理学上の美人はさなくとも罅壊(えみわ)れそうな両頬(りょうきょう)をいとど膨脹(ふく)らして...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それが細胞組織やあらゆる体腔(たいこう)を膨脹(ぼうちょう)させ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...国債はいかに膨脹しても国家に極度に有害になることはあり得ないという意味では決してない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...さもないと施術の時臓腑(ぞうふ)が膨脹して非常に困難だし...
村井弦斎 「食道楽」
...膨脹に向うことすらだめである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大きく膨脹(ぼうちょう)した自分の下腹部(したはら)を指しながら...
夢野久作 「笑う唖女」
...S市の膨脹力はS川の膨脹力よりも激しかつた...
横光利一 「静かなる羅列」
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