...炭酸マグネシウムを加えて作ったパンの塊はオーヴンでよく膨れ...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...成程腹は膨れてゐる...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...膨れてはゐるけれども痛くはない...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...顔が黄色膨れの頭でっかち...
泉鏡花 「怨霊借用」
...漸々(だん/″\)膨れて來るやうだ...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「さしあげた腕」
...体がぶくぶく膨れるのと一緒に...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...彼女が膨れないことはなく...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...私の心は膨れていた...
中島敦 「光と風と夢」
...白帆はふつと膨れると耳もとで帆綱がぎり/\つと鳴つてやがてばさ/\とたるむ...
長塚節 「佐渡が島」
...着膨れて懷手までして居るので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これらを加えたらリストはもっと膨れ上がったであろう...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...膨れ上つたものや歪められたものが波状に揺れ返り...
原民喜 「長崎の鐘」
...ヒネならモット長く漬けないと大きく膨れません...
村井弦斎 「食道楽」
...筋肉はまるまると膨れてはいずに...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...自国品が急激に膨れて来た...
横光利一 「欧洲紀行」
...露路口は這い込む人の身体で膨れ上った...
横光利一 「上海」
...千鶴子の名前がいっぱいに膨れ襲いかかって来ていたのだが...
横光利一 「旅愁」
...「からだが膨れて来たよ!」私たちは...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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