例文・使い方一覧でみる「膨らみ」の意味

...下腹部は歴然と膨らみ... 下腹部は歴然と膨らみの読み方
海野十三「三人の双生児」

...シャボン玉のように面白いほど膨らみ始めた... シャボン玉のように面白いほど膨らみ始めたの読み方
海野十三「蠅」

...円い膨らみのある山が重なっておりました... 円い膨らみのある山が重なっておりましたの読み方
田中貢太郎「死人の手」

...五個の土偶は何れも後頭部に多少（たせう）の膨らみ有り... 五個の土偶は何れも後頭部に多少の膨らみ有りの読み方
坪井正五郎「コロボックル風俗考」

...此の膨らみは疑（うたが）ひも無く頭巾の後部（こうぶ）を示せしものなり... 此の膨らみは疑ひも無く頭巾の後部を示せしものなりの読み方
坪井正五郎「コロボックル風俗考」

...ぽつりと肉の膨らみを見せて... ぽつりと肉の膨らみを見せての読み方
豊島与志雄「反抗」

...澄（す）み透（とお）る明るい空の青が、水平線近くで、茫と煙る金粉の靄（もや）の中に融け去ったかと思うと、その下から、今度は、一目見ただけでたちまち全身が染まってしまいそうな華やかな濃藍の水が、拡がり、膨らみ、盛上って来る... 澄み透る明るい空の青が、水平線近くで、茫と煙る金粉の靄の中に融け去ったかと思うと、その下から、今度は、一目見ただけでたちまち全身が染まってしまいそうな華やかな濃藍の水が、拡がり、膨らみ、盛上って来るの読み方
中島敦「環礁」

...澄（す）み透（とほ）る明るい空の青が、水平線近くで、茫と煙る金粉の靄の中に融け去つたかと思ふと、其の下から、今度は、一目見ただけで忽ち全身が染まつて了ひさうな華やかな濃藍の水が、擴がり、膨らみ、盛上つて來る... 澄み透る明るい空の青が、水平線近くで、茫と煙る金粉の靄の中に融け去つたかと思ふと、其の下から、今度は、一目見ただけで忽ち全身が染まつて了ひさうな華やかな濃藍の水が、擴がり、膨らみ、盛上つて來るの読み方
中島敦「環礁」

...孝吉のぼんのくぼのところに梅の蕾のような赤紫色の膨らみができ...
久生十蘭「ノア」

...想像がいろいろ膨らみます... 想像がいろいろ膨らみますの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「黄金薔薇」

...失敗と分かり、先がはっきり見えた」声が突然止まり、胸が膨らみ、手足がだらんとなり、二度と言葉は出なかった...
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「黄金薔薇」

...ありそうもない想像が膨らみ... ありそうもない想像が膨らみの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「諜報部秘話」

...胸と胃の膨らみようはまるでムナダカバト... 胸と胃の膨らみようはまるでムナダカバトの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「幽霊島」

...顔色の蒼いのは無理ではない―――だが今宵おれの胸は嬉しさに膨らみ心臓は喜びにどきんどきんと鼓動をうつおれの喜びは...
槇村浩「出征」

...これも味は少し悪くなりますけれどもコルンスタッチを入れるとよく膨らみます...
村井弦斎「食道楽」

...弁を開いてゆく甘美な花のように次第に複雑な膨らみを示して来るのだった...
横光利一「旅愁」

...家の空気が俄に大きく膨らみのぼった吉兆のように感じたにちがいない...
横光利一「旅愁」

...開口部の約三メートル上に奇妙な膨らみがあった... 開口部の約三メートル上に奇妙な膨らみがあったの読み方
H. P. ラヴクラフト　H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳「狂気の山脈にて」

「膨らみ」の読みかた

「膨らみ」の書き方・書き順