例文・使い方一覧でみる「膨らみ」の意味

...下腹部は歴然と膨らみ... 下腹部は歴然と膨らみの読み方
海野十三「三人の双生児」

...鳥渡（ちょっと）見（み）たくらいでは別に気がつかないほどの膨らみだ... 鳥渡見たくらいでは別に気がつかないほどの膨らみだの読み方
海野十三「西湖の屍人」

...風下へ向く度毎に帆は幾分膨らみ... 風下へ向く度毎に帆は幾分膨らみの読み方
スティーブンソン　Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳「宝島」

...次には右舷からの風で膨らみ... 次には右舷からの風で膨らみの読み方
スティーブンソン　Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳「宝島」

...肘静脈のわずかな膨らみの中に直接... 肘静脈のわずかな膨らみの中に直接の読み方
C. スミス　C. Smith The Creative CAT 訳「親友たち」

...円い膨らみのある山が重なっておりました... 円い膨らみのある山が重なっておりましたの読み方
田中貢太郎「死人の手」

...此の膨らみは疑（うたが）ひも無く頭巾の後部（こうぶ）を示せしものなり... 此の膨らみは疑ひも無く頭巾の後部を示せしものなりの読み方
坪井正五郎「コロボックル風俗考」

...澄（す）み透（とほ）る明るい空の青が、水平線近くで、茫と煙る金粉の靄の中に融け去つたかと思ふと、其の下から、今度は、一目見ただけで忽ち全身が染まつて了ひさうな華やかな濃藍の水が、擴がり、膨らみ、盛上つて來る... 澄み透る明るい空の青が、水平線近くで、茫と煙る金粉の靄の中に融け去つたかと思ふと、其の下から、今度は、一目見ただけで忽ち全身が染まつて了ひさうな華やかな濃藍の水が、擴がり、膨らみ、盛上つて來るの読み方
中島敦「環礁」

...背の膨らみのところで... 背の膨らみのところでの読み方
久生十蘭「蝶の絵」

...ロマン・ロランの最近の研究書（一九三八年）中の引用文では「重い」となっている――訳者）〕睫毛の下に涙が膨らみ溜るならば... ロマン・ロランの最近の研究書中の引用文では「重い」となっている――訳者）〕睫毛の下に涙が膨らみ溜るならばの読み方
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン　Ludwig van Beethoven 片山敏彦訳「ベートーヴェンの生涯」

...帆は膨らみ、船は進路に戻った... 帆は膨らみ、船は進路に戻ったの読み方
アーネスト・ヘミングウェイ　Ernest Hemingway 石波杏訳　Kyo Ishinami 「老人と海」

...膨らみ始めたつぼみを... 膨らみ始めたつぼみをの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「黄金薔薇」

...台上の病人が処置でぶるっ、肺が膨らみ、震えながらほーっと息を吐いた...
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「死の土壌」

...ダイヤモンドの膨らみを上着の上から撫（な）でて... ダイヤモンドの膨らみを上着の上から撫でての読み方
松本泰「宝石の序曲」

...これも味は少し悪くなりますけれどもコルンスタッチを入れるとよく膨らみます...
村井弦斎「食道楽」

...」光って来た眼を高の方に上げた真紀子の鼻孔が大きく膨らみ... 」光って来た眼を高の方に上げた真紀子の鼻孔が大きく膨らみの読み方
横光利一「旅愁」

...開口部の約三メートル上に奇妙な膨らみがあった... 開口部の約三メートル上に奇妙な膨らみがあったの読み方
H. P. ラヴクラフト　H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳「狂気の山脈にて」

...いかにも窮屈気な胸の膨らみ... いかにも窮屈気な胸の膨らみの読み方
蘭郁二郎「夢鬼」