...膠質の多い食品を食べると、便通が良くなる...
...膠質は肌のハリや弾力を保つのに重要な成分です...
...病気によっては、膠質が脳や神経の機能に影響を与えることがあります...
...膠質は、水分を保持する働きがあるため、料理に使うと食感が良くなります...
...食物繊維の中には、膠質が豊富なものもあります...
...またわずかな含有灰分の相違が炭の効果に著しい差を生ずることも可能なのは他の膠質現象(こうしつげんしょう)から推して想像されなくはない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...ひと口に言えば自然の風物にわれわれの主観的生活を化合させ吸着(アドソーブ)させて自然と人間との化合物ないし膠質物(こうしつぶつ)を作るという可能性である...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...内容が分泌した膠質物であって...
戸坂潤 「科学論」
...この土の膠質学的の特殊の性質によるものと考えておられたのであった...
中谷宇吉郎 「霜柱と白粉の話」
...それより膠質の物理的性質の研究に霜柱のような妙なものを特に選ばれたという点が問題なのであるが...
中谷宇吉郎 「霜柱と白粉の話」
...その中間の姿即ち粉体や膠質の性質は兎角(とかく)物理的な研究の範囲外に取り残されている傾向がある...
中谷宇吉郎 「霜柱と白粉の話」
...墨汁は炭素の粒子の表面が膠で包まれたいわゆる「保護膠質液」である...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...即ち膠質(コロイド)であって...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...先年亡くなられた寺田寅彦先生の墨汁の膠質学的研究が唯一のものであろう...
中谷宇吉郎 「墨色」
...特に墨汁を膠質として見た時の性質は...
中谷宇吉郎 「墨色」
...先ず膠質物理学方面の測定技術を修得するような実験を言いつけられた...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...その実験は結局「墨汁の膠質学的研究」となって...
中谷宇吉郎 「寅彦夏話」
...先生はフロインドリッヒの膠質学の上下二巻千五百頁もある読みづらい本をこくめいに読んでおられた...
中谷宇吉郎 「寅彦夏話」
...膠質学の近年の進歩から見て...
中谷宇吉郎 「寅彦夏話」
...主として微粒子と膠質とである...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...この微粒子と膠質とが...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...膠質体(かうしつたい)のことをも少し詳しくやってからでなければわかりません...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...梅の皮には膠質多きもの故梅を皮ともにながく煮れば自ら凝結する性あり...
村井弦斎 「食道楽」
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