...腹立がましいことを言うなよ...
...彼女の腹立ちは俺が悪いんだ...
...相手の腹立を買いたくないから、気をつけるように...
...腹立が収まらないときは、スポーツで発散するといいよ...
...腹立を抑えるために深呼吸をすると効果的だと聞いたことがある...
...その下男は?王子 下男?(腹立たしそうに立ち上る)わたしは王子です...
芥川龍之介 「三つの宝」
...いや腹立つどころではない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...ちょッと腹立たしくさえ思ったというようなシチュエイションにある主人公です」「なかなか器用(きよう)には作者の狙(ねら)ったところは一貫しています」と...
岩野泡鳴 「猫八」
...そこにぐずぐずしているのか」重傷の老人は腹立たしそうに叫んだ...
海野十三 「少年探偵長」
...しかし窕子は腹立たしく思つてゐることがあつたので...
田山花袋 「道綱の母」
...よくわたしは腹立ちまぎれに...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...お腹立は御尤(ごもっと)もですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伊代は腹立ちまぎれに大丈夫だと云った...
林芙美子 「帯広まで」
...その眼は暗く腹立(はらだ)たしげで...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あんなに好都合に行ったことが腹立たしく...
本庄陸男 「石狩川」
...崇拜して居る間は誠に歌といふものは優美にて古今集は殊に其粹を拔きたる者とのみ存候ひしも三年の戀一朝にさめて見ればあんな意氣地の無い女に今迄ばかされて居つた事かとくやしくも腹立たしく相成候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...却って肉を裂きたい程のお腹立ちになるであろう...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...私の降りるのここでござんしょうか」「――だって白岡でしょう?」――何と可笑しく腹立たしい婆さん!列車は...
宮本百合子 「一隅」
...捜していたのか居なかったのか、腹立たしかった...
室生犀星 「童子」
...腹立たしさがとまらなかつた...
横光利一 「書翰」
...この日は何か先生にしげをの君はしかられて腹立泣(はらだちなき)に泣きしあと...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...お腹立ちも尤もじゃ」罵られながら...
吉川英治 「剣難女難」
...そうしてその苦悩に同情するよりもその無知と卑劣が腹立たしくなります...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
便利!手書き漢字入力検索