...腹立がましいことを言うなよ...
...彼女の腹立ちは俺が悪いんだ...
...相手の腹立を買いたくないから、気をつけるように...
...腹立が収まらないときは、スポーツで発散するといいよ...
...腹立を抑えるために深呼吸をすると効果的だと聞いたことがある...
...反(かえ)って先様(さきさま)の御腹立ちを煽(あお)る事になるかも知れますまい...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...」彼は腹立たしそうにこう云うと...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...恥しさ、悲しさ、腹立たしさ、――その時のわたしの心の中(うち)は、何と云えば好(よ)いかわかりません...
芥川龍之介 「藪の中」
...腹立たしいほど落着き払っていた...
海野十三 「地球要塞」
...何もかも、ばからしく、腹立たしく、やり切れない思いでした...
太宰治 「新ハムレット」
...※したい事をして、したくない事はしない――これが私の性情であり信条である、それを実現するために、私はかういふ生活にはいつた(はいらなければならなかつたのである)、そしてかういふ生活にはいつたからこそ、それを実現することが出来るのである、私は悔いない、恥ぢない、私は腹立てない、マ(マヽ)ガママモノといはれても、ゼイタクモノといはれても...
種田山頭火 「其中日記」
...いつでも誰にも動く女のように見られたのが可恥(はずか)しく腹立しかった...
徳田秋声 「あらくれ」
...嫌悪と腹立たしさにじりじりしながら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...隣の家から惣菜(そうざい)の豆煮る匂(にお)いの漂い来(きた)るにわたしは腹立たしく窓の障子をしめた事もあった...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...このような実行力を伴わない東洋壮士的豪語がいつも彼を腹立たせるのである...
中島敦 「斗南先生」
...――御腹立は尤もだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...聴く方の腹立ちは火の手が強かった...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...すると、腹立ちまぎれ、危険な考えが、頭をもたげる...
火野葦平 「花と龍」
...腹立たしいような...
火野葦平 「花と龍」
...腹立たしいやうな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...それを根が苦労知らずの嬢様育ちのお神さんはカーッと一途に腹立てて...
正岡容 「小説 圓朝」
...私が軽部の暴力を腹立たしく感じたのもつまりはわざわざ他人にそんな醜い顔をさせる無礼さに対してなので...
横光利一 「機械」
...それを、腹立たしげに、「うるせえっ」山伏は、蹴った...
吉川英治 「親鸞」
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