...腹立がましいことを言うなよ...
...彼女の腹立ちは俺が悪いんだ...
...相手の腹立を買いたくないから、気をつけるように...
...腹立が収まらないときは、スポーツで発散するといいよ...
...腹立を抑えるために深呼吸をすると効果的だと聞いたことがある...
...――」俊寛様は御腹立たしそうに...
芥川龍之介 「俊寛」
...登志子の興奮した荒く波立っている心に小父さんの小言は堪えきれない程腹立たしいものだった...
伊藤野枝 「わがまま」
...「何をそんなにお腹立ちで...
薄田泣菫 「利休と遠州」
...しかしまた極(ご)く腹立易(はらだちッぽ)い男(おとこ)で...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...みなさん私のロココ料理をたべて、私の腕前をほめてくれて、私はわびしいやら、腹立たしいやら、泣きたい気持なのだけれど、それでも、努めて、嬉しそうな顔をして見せて、やがて私も御相伴(ごしょうばん)して一緒にごはんを食べたのであるが、今井田さんの奥さんの、しつこい無智なお世辞には、さすがにむかむかして、よし、もう嘘は、つくまいと屹(き)っとなって、「こんなお料理、ちっともおいしくございません...
太宰治 「女生徒」
...憶出せないので腹立たしくなった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...お庄は男の無作法さが腹立たしかった...
徳田秋声 「足迹」
...十二近所でも知らないような、作とお島との婚礼談(こんれいばなし)が、遠方の取引先などで、意(おも)いがけなくお島の耳へ入ったりしてから、お島は一層分明(はっきり)自分の惨(みじめ)な今の身のうえを見せつけられるような気がして、腹立しかった...
徳田秋声 「あらくれ」
...イワン・フョードロヴィッチは御者に向かって腹立たしげに叫んだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...馬鹿々々しいのか腹立しいのか分からなくなってしまう...
豊島与志雄 「金魚」
...擽ったいような腹立たしいような感じが私のうちに満ちた...
豊島与志雄 「蠱惑」
...夢中になって、読みふけっている最中に、ひょいッと、取り上げられた口惜(くや)しさ、腹立たしさ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...なんだって亥刻(よつ)(十時)過ぎの柳原なんか持って歩くんだ」平次の調子は少し腹立たしそうでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「犬を追ひ出せ!」「犬をつれて帰れ!」腹立たしくなつた人々は...
槇本楠郎 「プールと犬」
...何という驢馬だろう自分に腹立たしく思った...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...このいやな腹立たしさはあなたに想像もおつきにならないことでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...――矢代は今まで嫉妬に苦しめられていた自分に腹立たしくなり...
横光利一 「旅愁」
...いつも理由の分らない腹立たしさを感じた...
横光利一 「旅愁」
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