...腹立がましいことを言うなよ...
...彼女の腹立ちは俺が悪いんだ...
...相手の腹立を買いたくないから、気をつけるように...
...腹立が収まらないときは、スポーツで発散するといいよ...
...腹立を抑えるために深呼吸をすると効果的だと聞いたことがある...
...何がそんなにおかしいのです」警部が腹立たしげに尋ねた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...いつも腹立たしさに息がつまるやうだ...
薄田泣菫 「飛鳥寺」
...わけもなく腹立たしいような思いをした...
豊島与志雄 「囚われ」
...ことに、あのお濠(ほり)の外で、折助どもからあんな無礼な仕打をされている時に、城の中で二人にこんなことをされては……それが口惜しくて、嫉(ねた)ましくて、腹立たしくて、呪わしくて、お銀様の銀の簪持った手がワナワナと慄(ふる)えて慄えてたまりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...また腹立たしくもあった...
夏目漱石 「道草」
...ゆき子は一切が判つたものの胸のなかは煮えるやうな腹立たしさであつた...
林芙美子 「浮雲」
...吉里は腹立たしげに見えた...
広津柳浪 「今戸心中」
...腹立てつゝ、五時半楽屋入りする...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...仁作はなんとなく腹立たしい気持になつて来た...
北條民雄 「無題※[#ローマ数字1、1-13-21]」
...腹立たしさと照れくささとにむせ返りながら...
正岡容 「寄席」
...しかれども一人の上等兵に如何にも恩着せらるるが如くやさしく言はるるやうな位置に居るを思へば覚えずむつとして腹立たしくなりぬ...
正岡子規 「従軍紀事」
...それでは何の役にも立たぬので独り腹立てて居ると隣の主人が来られて暫(しばら)くぶりの面会であるので...
正岡子規 「病牀六尺」
...『蛇(へび)ぢやないわ!』と愛(あい)ちやんは腹立(はらだゝ)しげに云(い)つて...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...」おつぎはさも腹立たしさうに蟒を罵つた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...何だか腹立たしかった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かれらの策動か」と腹立たしげに云った...
山本周五郎 「新潮記」
...叫び出したいような腹立しさが昂じて来たが...
横光利一 「旅愁」
...余の腹立ちもゆるしてやる」「おやすいことでございます」「なに...
吉川英治 「私本太平記」
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