...おまけに売薬のために腹をこわす...
大杉栄 「日本脱出記」
...たとえば野獣も盗賊もない国で安心して野天や明け放しの家で寝ると風邪(かぜ)をひいて腹をこわすかもしれない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...私も病気では自信があるので負けずに腹をこわすというので直ぐ止めてしまった...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...「馴れぬ酒を飲んで腹をこわすな...
久生十蘭 「魔都」
...喰べいそいで腹をこわすようなことは決してしないぞ」そしてまた...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...どこに寝ても何を喰べても腹をこわすことなどない旺盛な野性の生命力だった...
吉川英治 「私本太平記」
...正月はくだらなく腹をこわすだけだ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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