...Wurst Schnappen は頭上につるした腸詰めへ飛び上がり飛び上がりして食いつく遊戯である...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...蜂窩状(ほうかじょう)あるいはむしろ腸詰め状対流渦(たいりゅうか)の境界線に沿うて起こると考えられる...
寺田寅彦 「とんびと油揚」
...あの山案内(ギイド)は明日(あす)の夜明けに、そこへ迎いに来ることになってるんだから」「へい、かしこまりました」と、コン吉が次の間へ入ってみると、さながら大観工場の棚ざらえのごとく、フライ・パン、大薬鑵(やかん)、肉ひき機械、珈琲(コーヒー)沸し、テンピ、くるみ割り、レモン汁絞器(しぼり)、三鞭酒(シャンペンシュ)、ケチャップ・ソース、上靴、小蒲団(クッサン)、ピジャマ、洗面器、マニキュア・セット、コロン水、足煖炉、日章旗、蓄音機、マンドリン、熊の胆(い)、お百草、パントポン、アドソルピン、腸詰め、卓上電気、その他いろいろ……という工合に、机の上と下に参差落雑しているので、さすがのコン吉もあきれ果て、「つかぬことをうかがうようですが、このマンドリン、ってのは一体何の代用に使うのですかね」とたずねると、タヌは口をとがらして、「馬鹿ね(高い山から)の伴奏を弾くんじゃありませんか」といった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...或る時は腸詰めを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...亜米利加(アチラ)では人を殺すとアトがわからねえように腸詰めにしちまうんだそうですからね...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...腸詰めをこしらえます」――お神さんが言う...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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