...腸(はらわた)のことばかり考えていた...
海野十三 「生きている腸」
...『生きている腸(はらわた)は「週刊朝日」に発表したものである...
海野十三 「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」
...三椀枯腸をさぐる...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...三椀捜二枯腸一、惟有二文字五千巻一...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...腹(はら)裂(さけ)て腸(ちやう)をなさず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...十二指腸虫といふ名前さへろくに知らないこの男に...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...腸(はらわた)に沸(たぎ)りし時は過ぎて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...此断腸亭日記は初大正六年九月十六日より翌七年の春ころまで折鉛筆もて手帳にかき捨て置きしものなりしがやがて二三月のころより改めて日日欠くことなく筆とらむと思定めし時前年の記を第一巻となしこの罫帋本に写直せしなり以後年と共に巻の数もかさなりて今茲昭和八年の春には十七巻となりぬかぞへ見る日記の巻や古火桶五十有五歳 荷風老人書...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...わが隠し事を腸(はらわた)まで見透かされた狼狽(ろうばい)から...
中里介山 「大菩薩峠」
...わが腸を洗うに十分である...
中里介山 「大菩薩峠」
...お石に逢う度に其情は太十の腸に浸み透るのであった...
長塚節 「太十と其犬」
...声は腸(はらわた)を絞り出すやうにて私が悪う御座りました...
樋口一葉 「うつせみ」
...また石が胆管を通して腸内に出てくる生理的な問題に取組んでいた...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...されど陽揚腸場楊湯など陽韻(よういん)に属する字の旁は易(えき)の字の真中に横の棒を加へたるなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...今年は木村先生の盲腸の手術...
宮本百合子 「寒の梅」
...もっともそれは胃腸病その他二...
村井弦斎 「食道楽」
...腸詰屋の店が彼の目を奪った...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...その道は羊腸たる山路で...
和辻哲郎 「鎖国」
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