...丈夫自慢のお民は腸チブスに罹(かか)り...
芥川龍之介 「一塊の土」
...その腸(わた)を二升瓶に貯える...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...ほとんど全ての患者が多くの腸管寄生虫(lumbrici)によって苦しめられていることであった...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...胃腸の工合が悪い...
種田山頭火 「旅日記」
...十二指腸かもしれないから...
田山花袋 「田舎教師」
...風邪の薬、胃腸の薬、子供の気つけにする薬、ヨードホルム、即効紙などがごたごたと一杯になって入っていた...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...腸詰屋はいったいどっちで買うと思うかい? ここの屠殺場か...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」
...中から腸(はらわた)が覗いている始末だ! それに...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...三重の青銅板で張られている一司法官のかたくなな心に断腸の思いをさせえたならば...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...食塩水の腸注入をやったが...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...たとえば消化器粘膜では口内炎、胃炎、腸炎が起こり、赤痢によく似た下痢をする...
永井隆 「長崎の鐘」
...最初下剤(げざい)をかけてまず腸を綺麗(きれい)に掃除しておいて...
夏目漱石 「明暗」
...その腸結核の病者へ對して...
長谷川時雨 「「郭子儀」異變」
...かうしてゐる間も彼奴がエミの膝に抱かれてゐるかと思ふと腸(はらわた)が断れさうだ...
牧野信一 「街角」
...腸胃漸(ようや)く衰弱して飲食の楽またその過半を奪はれぬ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...)一度やったのがかたまってしまうのでなくて再発までずっと同じような病状にある方の盲腸でしたそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ちょうど犬は腐った肉を食べても平気ですが人はそれを食べると胃腸を害するようなもので...
村井弦斎 「食道楽」
...この店には自慢の腸詰(ソーセージ)がありますよ...
夢野久作 「死後の恋」
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