...――七八年前から腰抜けになり...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...あの人がわしらをみんな腰抜けだと言つたので...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...――がまったく腰抜けが多すぎる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...酔っぱらってひっくり返ってばかりいるから腰抜けかと思ったら...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっとも腰抜け彌八は名前通り物柔らかだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...丹波彌八郎といったような」「誰があんな腰抜け彌八なんかを張り合って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八の色文などは一通も混じっては居りません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...【第三回】一「行って見ようか、八」平次は空地の奥の、腰抜け侍、丹波彌八郎の浪宅を指しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――私は腰抜けで意気地なしで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け共め!』といって小皿の一片を食べ...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...就中彼の父を「腰抜け」と呼んだことがあるが...
牧野信一 「鏡地獄」
...(a)昨日まであんなに勇ましかったものが今日はこんなにまで腰抜けであるのを見ても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...腰抜け扱いされても...
夢野久作 「斜坑」
...腰抜けめ」一般の激昂(げっこう)はいやが上にも燃え募(つの)った...
吉川英治 「上杉謙信」
...武士に珍らしい腰抜けじゃと...
吉川英治 「剣難女難」
...山陰無類の腰抜け者と言われた新九郎が...
吉川英治 「剣難女難」
...腰抜けどもが去れば...
吉川英治 「私本太平記」
...腰抜けっ』賽(さい)をつかんで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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