...この腰抜けでも打つと云うなら...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...腰抜けという方から見ようが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...しっかりしなせえ今の時節はなんと思うぞ一同挙(こぞ)って京都へ詰め寄せ愁訴と出かける覚悟はないかえさりとは困った腰抜け揃(ぞろ)いだ鳶(とび)の人足...
中里介山 「大菩薩峠」
...――「腰抜けのくせに勇吉とはこれ如何(いか)に?」――などと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八が半日眺めて居たって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八が三百六十何本も書いた色文のうち...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八の色文などは一通も混じっては居りません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け共め!』といって小皿の一片を食べ...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...泥棒を見て縄をなうというような腰抜けな政府(おかみ)も...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...勇士に限らず至極の腰抜けでも出来る芸当だ...
南方熊楠 「十二支考」
...どう云うビタミンがこう云う腰抜け小僧にきくでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この腰抜けめ!警防団員 何を...
三好十郎 「樹氷」
...腰抜けめ」一般の激昂(げっこう)はいやが上にも燃え募(つの)った...
吉川英治 「上杉謙信」
...新九郎のごとき腰抜けの手を借ろうぞ...
吉川英治 「剣難女難」
...腰抜けどもが去れば...
吉川英治 「私本太平記」
...腰抜け」「そう毒づくなよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――腰抜けめ! 人間か!』『ア痛っ……ア痛々』『痛いのがわかるなら...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...見損(みそこ)なったの、腰抜けだのって、門を振(ふ)り顧(かえ)って、悪口を叩いて行ったよ」「はははは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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