...「汝は能く/\な腰抜けぢやナ...
内田魯庵 「貧書生」
...その最期も見届けずに逃げてしまうのは腰抜けである...
中里介山 「大菩薩峠」
...腰抜け彌八それを良いことにして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこら中唾(つばき)だらけだ」「腰抜け彌八の土用風邪の真似に身が入ったんですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八なんかを屁(へ)とも思わないから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八が三百六十何本も書いた色文のうち...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「腰抜け」という...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ジョージは臆病者の腰抜けです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...妻の操で一身の安全を買った腰抜け武士だと...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...腰抜け野郎!」と金切り声...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...勇士に限らず至極の腰抜けでも出来る芸当だ...
南方熊楠 「十二支考」
...腰抜けというか――薄田 だからねえ...
三好十郎 「猿の図」
...「よせばよかった」彼はつむっていた眼をあきながら呟き、太息(といき)をついた、「――あんなことをしてなんになる、腰抜けの、あんな虫けらみたようなやつ、唾でも吐きかけてやれば済んだことじゃないか」暗い海のかなたに、夜釣りをする舟の灯が水に映って見えた...
山本周五郎 「さぶ」
...――おれは挑まれた決闘を逃げるほど腰抜けではない...
山本周五郎 「はたし状」
...その腰抜け侍の新九郎が...
吉川英治 「剣難女難」
...腰抜けな荊州蛙の一匹だろう...
吉川英治 「三国志」
...みえほどもない腰抜け軍隊だ」と...
吉川英治 「三国志」
...見損(みそこ)なったの、腰抜けだのって、門を振(ふ)り顧(かえ)って、悪口を叩いて行ったよ」「はははは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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