...この腰抜けでも打つと云うなら...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...腰抜けという方から見ようが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...だからおれは神さまにお願いしたいね……あんた方のような腰抜け連中にも人を殺すだけの勇気があつたらいいんだがなあ……それもまさかあんた方の宗教を侮辱されたためじやなくてもいいのさ...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...まあ腰抜けついでに...
中里介山 「大菩薩峠」
...又の名を腰抜け彌八という――」「変な名だな」「剣術を教えてもモノにならず学問を習わせても埒(らち)があかず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八それを良いことにして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八とお前は言ったろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――私は腰抜けで意気地なしで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...江戸一番の腰抜けで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...就中彼の父を「腰抜け」と呼んだことがあるが...
牧野信一 「鏡地獄」
...腰抜け野郎!」と金切り声...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...口さきだけの腰抜けだと思っていたからね...
山本周五郎 「いさましい話」
...腰抜け」道も塞(ふさ)ぐばかり...
吉川英治 「上杉謙信」
...恥知らずの腰抜け面を見てやれ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...武士に珍らしい腰抜けじゃと...
吉川英治 「剣難女難」
...「はははは福知山名代の腰抜けが...
吉川英治 「剣難女難」
...みえほどもない腰抜け軍隊だ」と...
吉川英治 「三国志」
...左様な腰抜けことばが吐(ほ)ざけたものだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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