...」「腰抜けだね!」とクリストフは言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しっかりしなせえ今の時節はなんと思うぞ一同挙(こぞ)って京都へ詰め寄せ愁訴と出かける覚悟はないかえさりとは困った腰抜け揃(ぞろ)いだ鳶(とび)の人足...
中里介山 「大菩薩峠」
...相手の五人は思いの外腰抜けでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...腰抜け彌八字は上手で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もっとも腰抜け彌八は名前通り物柔らかだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八は裏の方から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八が三百六十何本も書いた色文のうち...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八の家で――」八五郎はそう言って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...【第三回】一「行って見ようか、八」平次は空地の奥の、腰抜け侍、丹波彌八郎の浪宅を指しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜けとか何んとか言われているけれど...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...意気地なしのように腰抜のように...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...」「腰抜ざむらひの子か!」「何だと……」彼はカツとして...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...どう云うビタミンがこう云う腰抜け小僧にきくでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...恐支病と恐露病に陥っている日本の腰抜け政府を激励し...
夢野久作 「近世快人伝」
...その腰抜け侍の新九郎が...
吉川英治 「剣難女難」
...敵はどこかね潼関の関中だそうだ櫓にいたのは鴉(からす)じゃないのかなあに曹洪と徐晃さそんなら大して変りはない腰抜け対手(あいて)の戦争は退屈だいまに曹操が来るだろう昼寝でもして待つとするか乞う戦友...
吉川英治 「三国志」
...そういう腰抜けの先輩を追いかけるのは愚かである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...われながら見さげ果てた腰抜け野郎だと...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??