...呆(あき)れ果(はて)た腰抜だ...
泉鏡花 「海城発電」
...われわれは腰抜け武士になってしまう...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...」「腰抜けだね!」とクリストフは言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まるで腰抜みたいぢやないか...
中原中也 「心理的と個性的」
...そこら中唾(つばき)だらけだ」「腰抜け彌八の土用風邪の真似に身が入ったんですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八とお前は言ったろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰抜け彌八が心魂籠(しんこんこ)めて書いた三百六十何本の色文も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何んとなくあの腰抜けっ振りが良いらしく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...只(ただ)仙台藩士の腰抜けを憤(いきどお)ったと同じ事で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...女だつて貴様のやうな腰抜にヒケを取るやうな女は...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...泥棒を見て縄をなうというような腰抜けな政府(おかみ)も...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...すくなくともハレンチな無節操な腰抜けではない...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...口さきだけの腰抜けだと思っていたからね...
山本周五郎 「いさましい話」
...日本の警察を紐育(ニューヨーク)や市俄古(シカゴ)あたりの腰抜け警察と間違えるような低級な連中ばかりだろうとは夢にも思いませんでしたからね...
夢野久作 「暗黒公使」
...さもなくとも色事にだけは日本一押(おし)の強い腰抜け侍に腑抜(ふぬ)け町人...
夢野久作 「名娼満月」
...恥知らずの腰抜け面を見てやれ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...武士に珍らしい腰抜けじゃと...
吉川英治 「剣難女難」
...われながら見さげ果てた腰抜け野郎だと...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索