...上愚は総理大臣から下愚は腰弁に至る迄...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...林務課の事業手といふ安腰弁の立見君は...
石川啄木 「札幌」
...他の腰弁生活を羨むほどの事は無い...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...平凡俗悪な純粋の腰弁式淫蕩に満足して...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ちょうど私の腰弁時代とでも云いましょうかね……」父はこういう前置をして皆(みん)なを笑わせた後(あと)で本題に這入(はい)った...
夏目漱石 「行人」
...大変に虚栄心に富んだ女房を持った腰弁がありました...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...「おれみたような腰弁(こしべん)は...
夏目漱石 「門」
...今でこそ私は腰弁当と人の数にも算(かず)まえられぬ果敢(はか)ない身の上だが...
二葉亭四迷 「平凡」
...こんな腰弁で金も暇もありませんが...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...ここでは先ず腰弁諸君の御噂から申上げる...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...この二ツは現在の東京の腰弁級の最高の理想と云って差支えない...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...それ以上のは有名無実の贋腰弁である...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...正真正銘の腰弁である記者はいつも衷心から憤慨しているものである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...その腰弁中の腰弁の生活である...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...腰弁も同じく百円取るとしても...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...彼等が学生や腰弁時代に口を極めて罵っていた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...普通の腰弁のよりも上等なのが多く...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...毎日毎日大学に腰弁をきめ込んでいるうちに...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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