...上愚は総理大臣から下愚は腰弁に至る迄...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...所謂(いわゆる)腰弁街道(こしべんかいどう)の...
芥川龍之介 「毛利先生」
...林務課の事業手といふ安腰弁の立見君は...
石川啄木 「札幌」
...我々は腰弁当を揺下げて青い罫や赤い罫の帳面と睨めくらしなくても自働車の音には毎日脅かされている...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...商売人らしいのもあれば腰弁(こしべん)らしいのもあつた...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...腰弁当、提灯持参、草鞋(わらじ)がけの運動がはじまった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...大変に虚栄心に富んだ女房を持った腰弁がありました...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...貧乏な腰弁の一青年の写真を忍ばせようとは...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...今でこそ私は腰弁当と人の数にも算(かず)まえられぬ果敢(はか)ない身の上だが...
二葉亭四迷 「平凡」
...旦那様は腰弁当にて毎朝毎朝出かけて行き...
三宅花圃 「藪の鶯」
...年中腰弁当で山林へ出張して...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...そのために東京市中をテクる腰弁の群れは...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...その次は腰弁だ」という...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...腰弁は月給、学生は為替(かわせ)で、いずれもあまり照り降りはないと云える...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...その他の避難民小舎にかがんでいる腰弁連で...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...正に「腰弁精神」を穢(けが)すと云って差支えない...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...腰弁風のは居ても...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...即ち腰弁と同等の生活をしているのは...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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