...机の側へ腰を据えると...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...それが承知ならこのままに腰を据えるが...
江見水蔭 「備前天一坊」
...やうやく星城子居を尋ねあてゝ腰を据える...
種田山頭火 「行乞記」
...しかし彼は腰を据えることができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...謂わば私情をすてて公の境地に腰を据えることだと...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...そう長く腰を据えるのはよくないという考もあった...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...腰を据える気になって...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...腰を据えることになってしまった)運命の不可思議さを...
火野葦平 「花と龍」
...腰を据えるしか仕方がないのであった...
宮本百合子 「刻々」
...六月九日スペインかイタリイへ旅行に出ようと思うが、パリーの罷業を見終ってからにしようと、また腰を据える...
横光利一 「欧洲紀行」
...東西の床几に腰を据えると...
吉川英治 「剣難女難」
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