...葉子はとうとう行き詰まる所まで来たような思いをしながら...
有島武郎 「或る女」
...愈々(いよいよ)行き詰まると...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...我等が行き詰まるやうな心持で椅子に腰をかけて仕事をしてゐると...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...必ずそれは行き詰まる...
太宰治 「ろまん燈籠」
...手紙を書いてさえ行き詰まるときっとこの梧桐を見る...
夏目漱石 「野分」
...私は筆が行き詰まると...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...決して然るがごとく早く行き詰まるはずのないものである...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...その文明が支那においてすら行き詰まるほど発達してしまった時である...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...日本でもいくばくもなく行き詰まるべき運命を持っていたのだ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...我が海軍はたちまち行き詰まる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...へどもどして行き詰まるとそこを敲(たた)きさえすれば...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...その仕事に行き詰まると...
夢野久作 「難船小僧」
...だから世間の事が行き詰まるんだ...
夢野久作 「近世快人伝」
...必ず行き詰まるときがある...
横光利一 「欧洲紀行」
...世界史の大きい振り子は行き詰まるごとに運動の方向を逆に変えるが...
和辻哲郎 「世界の変革と芸術」
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