...脚を伸ばしてどっかり浜へ腰を据えたまま...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...これで造庵がまた頓挫した、仕方がない、私は腰を据えた、やつてみせる、やれるだけやる、やらずにはおかない...
種田山頭火 「行乞記」
...而して自己の住む此処日本粕谷にしっかりと腰を据えたのであります...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ヴェリチャーニノフは素早くまた寢臺に腰を据えた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...北村は腰を据えた...
豊島与志雄 「自由人」
...僕はまた腰を据えた...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...安政六年暮から改めて白石の店に腰を据えた国臣は...
服部之総 「志士と経済」
...でんと腰を据えたのがご一新の政府である...
本庄陸男 「石狩川」
...」杉十郎がこんこんと諭(さと)しはじめるので私たちも腰を据えたが...
牧野信一 「鬼涙村」
...ソヴェト同盟の社会的生活がじっくり腰を据えた建設時代に入るにつれ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...腰を据えた雨の音がして居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いよいよ本腰を据えたらしいね...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...なんでも自分の腰を据えた右にも左にも人が寝ているらしい...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...旅人が腰を据えたのであろう...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...店の入口へ腰を据えた...
山本周五郎 「季節のない街」
...現実の上にどっしりと腰を据えたものが主席を占めて...
山本周五郎 「新潮記」
...私は何がなしにホッとしながら護謨樹(ゴムじゅ)の蔭にドッカリと腰を据えた...
夢野久作 「冥土行進曲」
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