...腫物ができたので、病院に行って検査を受けた...
...彼女は腫物を取るために手術を受けた...
...腫物が悪性だということが判明した...
...腫物が心配で、毎日触ってしまう...
...腫物を早期発見するために、自己検診をすることが大切だ...
...それとも又下唇(したくちびる)に出来た粟粒(あはつぶ)程の腫物(はれもの)のせゐか...
芥川龍之介 「雛」
...△腫物(はれもの)再発す...
田山花袋 「田舎教師」
...『腫物ならば私はちよつと行つて參じませう...
田山花袋 「道綱の母」
...その方が腫物(はれもの)を切開して膿(うみ)を出したようで...
徳田秋声 「縮図」
...腫物の湯治に、郷里熊本から五里ばかり有明(ありあけ)の海辺(うみべ)の小天(おあま)の温泉に連れられて往った時、宿が天井の無い家で、寝ながら上を見て居ると、真黒に煤(すす)けた屋根裏の竹を縫うて何やら動いて居た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...腫物(はれもの)とも言えるような妙な形の菌様(きのこよう)のものが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...東桂さんは腫物を内攻させないために毎日まつ黒な煉薬と烏犀角(うさいかく)をのませた...
中勘助 「銀の匙」
...背中に負つてゐる赤ん坊のお腫物(でき)のことを...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...栄蔵は顔一面のお腫物(でき)の中から...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...何か腫物(はれもの)にさわるような扱いです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その取扱いというものはまるで腫物に触るようにやらんけりゃならん...
久生十蘭 「魔都」
...文三は腫物(はれもの)にでも触(さわ)られたように...
二葉亭四迷 「浮雲」
...その子と遊ぶ腫物で毛の抜けた盲ら犬の姿...
松永延造 「職工と微笑」
...彼は二三日前に一寸した腫物か何かで入院したのであるが...
水野仙子 「輝ける朝」
...さけがたい腫物はどう出来ているか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ネコモノは腫物(はれもの)も同じでフンデハレは踏み出はれだから...
柳田国男 「年中行事覚書」
...妙な腫物(しゅもつ)ができて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...我々は大都会が文明社会の腫物(はれもの)だという言葉を想起せざるを得ない...
和辻哲郎 「地異印象記」
便利!手書き漢字入力検索