...腫物ができたので、病院に行って検査を受けた...
...彼女は腫物を取るために手術を受けた...
...腫物が悪性だということが判明した...
...腫物が心配で、毎日触ってしまう...
...腫物を早期発見するために、自己検診をすることが大切だ...
...その時母親は腫物が体の内に出来たので外科のお医者さんにかかるためツークーマンに見てもらっていたのでした...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...腰の右方に腫物ができて...
太宰治 「知らない人」
...頭部に腫物が出来て気分がすぐれない...
種田山頭火 「其中日記」
...お腫物(でき)一つできない……...
徳田秋声 「黴」
...腰の腫物(はれもの)で座蒲団も無い板敷の長座は苦痛(くつう)の石山氏の注意で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...夜が明けたら築地の病院に腫物(しゅもつ)を病(や)んで入院して居る父を見舞うつもりで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「腫物」に出た石山の婆さんも本家で亡くなりました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...踝(くるぶし)の骨が腫物のように高まって...
豊島与志雄 「足」
...肌を脱いで汚(むさ)い腫物(しゅもつ)を知らぬ人の鼻の前(さき)に臭(にお)わせると同じ事になる...
夏目漱石 「虞美人草」
...その腫物の中にはピンの頭ほどの小蟲がゐる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...子供の時に出来たと云う小さく愛らしい腫物の痕を見せたり...
松永延造 「職工と微笑」
...一面にぶつぶつした腫物が――不健康なできものがあって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...腫物の痕の見えた首筋には絹のハンケチを巻付けてゐた...
三島霜川 「昔の女」
...さけがたい腫物はどう出来ているか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...不幸にも腫物を病んで斃(たお)れてしまった...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ぜんたいなんのために腫物だらけの臭い面倒をみてやるのだ? なぜそいつを風呂に入れてやったり食事の世話をしてやったりする必要があるのだ?――うっちゃっておけばよろしいではないか...
山本周五郎 「お繁」
...腫物(はれもの)は根から剔抉(てっけつ)しなければ治りゃしないぞ」新島八十吉は黙って頭を垂れてしまった...
山本周五郎 「新潮記」
...我々は大都会が文明社会の腫物(はれもの)だという言葉を想起せざるを得ない...
和辻哲郎 「地異印象記」
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